【注目株】自動車関連、富士通、明治H、三井不、ベネッセ、ローム

1日の材料銘柄は以下の通り。

自動車関連:米自動車大手のクライスラーは4月30日、ニュー ヨーク市の裁判所に連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用 を申請した。イタリアのフィアットとの提携を含む再編を通じて事業 を簡素化し、債務を圧縮することが狙い。クライスラーと同業のゼネ ラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの株価は上昇した。

富士通(6702):2010年3月期の連結営業利益は前期比16%増 の800億円を見込む。サービス事業がコスト効率化などで増益となる ほか、LSI事業も構造改革効果や開発費の絞り込みなどで損益が大 幅に改善する。退職給付費用の負担増やのれん等の償却負担増といっ た特殊要因を除いたベースでは、約300億円の増益計画となる。

新型インフルエンザ関連:舛添要一厚生労働相は1日未明、厚労 省で緊急会見し、横浜市に住む17歳の男子高校生1人に新型インフ ルエンザ感染の疑いがあるとの届け出が30日に同市からあったこと を明らかにした。1日付の日本経済新聞朝刊によると、国内でうがい 薬やマスクの需要が増加しており、明治ホールディングス(2269)傘 下の明治製菓では4月のうがい薬の出荷量が前年同月比10倍超にな ったという。

三井不動産(8801):固定資産売却による特別利益の消滅などが 要因となり、09年3月期の連結純利益は前の期比4.4%減の836億円 になった。10年3月期は20%減の670億円を計画。仲介・販売委 託・コンサルティング部門でインセンティブフィーの減収や取扱高の 下落が予想されるほか、分譲部門で投資家向け分譲事業の落ち込みな どが響く。

日本テレビ放送網(9404):09年3月期の連結純利益は56億円 と、従来予想(31億円)を81%上回ったもよう。下半期の放送収入 が従来計画を上回ったほか、費用の全面的な見直しも寄与した。

ベネッセコーポレーション(9783):09年3月期連結業績は売 上高、営業利益がともに6期連続で過去最高を更新した。主力の「進 研ゼミ」の延べ会員数の増加などから、10年3月期の連結営業利益は 前期比4.8%増の410億円を見込む。

ローム(6963):1日付の日本経済新聞朝刊によると、米投資顧 問のブランデス・インベストメント・パートナーズは30日、ローム に対し自社株買いを求める株主提案をしたことを明らかにした。自社 株買いは250万株、150億円を上限として実施し、取得後は速やかに 償却すべきとしている。

キヤノン(7751):09年12月期の連結純利益予想を1100億円 に上方修正した。経費削減の見通し額を上乗せしたほか、為替の前提 を円安方向に見直したことで従来予想の980億円を上回る。アナリス ト20人の予想中央値は845億円。

日東電工(6988):10年3月期の連結純利益は130億円(前期 2億6700万円)になる見通し。顧客の液晶パネルメーカーでの在庫 調整が終息傾向にあることが要因。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):米シティグループか ら今秋買収する日興コーディアル証券と、日興シティグループ証券の 大部分を統合する方向で検討に入ったと1日付の日本経済新聞朝刊が 報じた。日興2社を統合することで、経営の効率性を高めるのが狙い。

東京電力(9501):09年3月期の最終赤字が845億円と、従来 予想の450億円の赤字から損失が拡大。柏崎刈羽原子力発電所の復旧 費用などの見積もりの見直しにより、災害特別損失などが増えた。前 の期は1501億円の赤字。10年3月期の連結業績計画については、運 転停止中の柏崎刈羽原発の費用予想が困難なため、利益予想は未定と し、売上高のみ公表。販売電力量は増加するものの、燃料費調達制度 による電気料収入の減少を見込み、前期比13%減の5兆1300億円を 予想する。

ソフトバンク(9984):第4四半期(09年1-3月期)連結決 算によると、純損益は150億円の赤字に転落した。昨秋に公表してい た金融商品の保有リスクが金融不安から現実となり、特別損失が発生 した。前年同期は154億円の黒字。一方、09年3月期末時点で1兆 9395億円に上る連結純有利子負債について、15年3月期までにゼロ とする目標を示した。

大日本印刷(7912):09年3月期の連結純損益が209億円の赤 字に陥ったもよう、と30日に発表。従来は95億円の黒字を予想、前 の期は452億円の黒字だった。液晶ディスプレイや半導体関連などエ レクトロニクス分野の急激な需要落ち込み、価格低下に加え、同分野 の製造設備の減損を実施、投資有価証券の評価損計上が響く。

セイコーエプソン(6724):10年3月期の連結営業損益は30億 円の黒字(前期は15億円の赤字)に浮上する見込み。景気後退によ る厳しい事業環境が継続する中、変動費のコストダウン、固定費削減 などによる事業効率化が貢献する。

JT(2914):09年3月期の連結純利益は前の期に比べ48%減 の1234億円だった。国内外たばこ事業の構造強化費用や、チルド加 工食品事業からの撤退に伴う事業整理損などが響いた。10年3月期は 前期比19%減の1000億円を計画。

住友金属鉱山(5713):09年3月期連結純利益は前の期に比べ て84%減の220億円となった。非鉄金属価格の低下に伴う製錬マー ジン減少や銅、ニッケルの販売量の減少などが響いた。純利益の大幅 減少で期末配当は見送る。10年3月期の純利益は68%減の70億円を 計画。一方、カナダのテック・リソーシズ社が子会社を通じて保有す る米アラスカ州のポゴ金鉱山の全権益を取得すると、テック社との間 で合意した。

エムティーアイ(9438):09年9月期の第2四半期連結営業利 益は、前年同期比19%増の8億3300万円となった。着うたフルやデ コレーションメールなど、コンテンツ事業の有料会員数が3月末で 730万人と過去半年間で120万人増加したことが貢献した。前期比 22%増の21億円とする通期計画は据え置き。

アサヒビール(2502)、サッポロホールディングス(2501):両 社の第1四半期(1-3月)連結決算は、ともに営業赤字に陥った。 前年同期の値上げ前の駆け込み需要の反動で減収になり、低価格の第 3のビールの比率が増加したことも響いた。

松井証券(8628):第4四半期(09年1-3月)連結決算によ ると、純利益は前年同期比21%減の17億円だった。主力の株式委託 手数料と金融収益の減少が響き、営業収益は同34%減の53億円と低 迷した。通期の純利益は前の期比46%減の69億円だった。

伊藤忠商事(8001):09年3月期連結業績(米会計基準)によ ると、純利益は前の期に比べ24%減の1654億円と5期ぶりの減益。 自動車関連事業の不振や投資有価証券の評価損計上が響いた。10年3 月期は前期比21%減の1300億円を見込む。同時に発表した中期経営 計画では、11年3月期の純利益イメージを1600億円と設定している。

オークマ(6103):10年3月期の連結純損益は35億円の赤字 (前期は40億円の黒字)と7期ぶりの赤字決算となる見込み。世界 景気の底打ち後も当面は低成長が見込まれ、需要回復は不透明だとし ている。想定為替レートは1ドル=95円、1ユーロ=125円。

りそなホールディングス(8308):09年3月期の連結純利益が 1200億円になったもよう、と30日に発表。従来予想の1600億円を 400億円下回り、前の期の3028億円からは6割の減益となる。保有 株式の減損処理や与信費用の増加で、傘下銀行の業績が計画よりも下 回ることが主因。

ダイキン工業(6367):10日に発表した同社事業部門のサービ ス本部による99年度から08年度第3四半期まで不適切な会計処理に 関連し、新たに子会社のダイキンファシリティーズ(DFC)とダイ キンエアテクノ(DAT)での不適切な会計処理が行われていたこと が判明したと発表した。その結果、不適切会計処理の金額は累計40 億1500万円になったという。

ライフステージ(8991):分譲マンション事業を手掛ける同社は 30日、民事再生手続の開始を大阪地方裁判所に申請し、受理されたと 発表した。サブプライム問題の余波で経営難に陥り、09年5月15日 に上場廃止の決定が見込まれる中、抜本的な事業再建策が不可欠と判 断したという。負債総額は保証債務を含め約114億円。

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