アジア株:上昇-MSCI世界指数、89年以来の月間大幅高

30日のアジア株式相場は上昇。 MSCI世界指数は月間ベースで1989年以来最大の上げを記録した。 3月の日本の鉱工業生産や1-3月(第1四半期)の米個人消費が 市場予想を上回り、世界的な景気回復への期待が広がった。

米州での売り上げが全体のほぼ3分の1を占めるキヤノンが高 い。米乗用車市場が回復する可能性があるとし、2010年3月期につ いて黒字の見通しを示したホンダも上昇。台湾の携帯電話サービス 大手、遠傳電信も高い。中国が本土企業の台湾向け投資を容認する と表明したことから、台湾株の指標、加権指数は6.7%高となった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時47分現在、前日 比3.6%高の91.22。4月の月間上昇率は13%と、98年10月以来で 最大。MSCI世界指数は今月11%高と、89年7月以来の大幅な上 昇率となった。日経平均株価は前営業日(28日)比334円49銭(3.9%) 高の8828円26銭で終了した。

フィデリティ・インターナショナルの運用部門プレジデント、 アンソニー・ボルトン氏は、「弱気相場が終わるすべての要因がそ ろった。ゆっくりした景気の上向きが見られるだろうが、株式市場 にとってはそれで十分だ。状況がもっと良くなることを待っていた ら、株価上昇を見逃すことになるだろう」と述べた。

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