日本経済は1-3月に底打ち、緩やかな回復入り-バークレイズ森田氏

【記者:伊藤 辰雄】

4月30日(ブルームバーグ)バークレイズ・キャピタル証券の森田京平 チーフエコノミストは30日午後のリポートで、経済産業省が同日発表した3 月の鉱工業指数速報を受け、生産は「2月に底を打ったようだ」とした上で、 日本の景気は「2009年1-3月期に底打ちし、緩やかな回復期に入った」との 認識を示した。

森田氏は、中国のインフラ投資に伴う鉄鋼需要の増加や中国と欧州の自動 車購入補助金を背景に日本の輸出拡大が見込めることに加え、麻生太郎内閣に よる「経済危機対策」の裏付けとなる09年度補正予算の実施が景気をけん引 すると指摘。ただし「09年度第2次補正予算が組まれなければ、景気は10年 1-3月期にいったんの『踊り場』を形成する」との見方を示している。

森田氏はまた、09年度実質GDP(国内総生産)成長率について、従来の マイナス5.5%からマイナス3.9%に上方修正する一方、10年度は政策効果の 反落もあり、従来のプラス1.3%からプラス1.2%に小幅下方修正した。

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