3月米個人消費は3カ月ぶり減少へ、失業保険受給者は最多か-調査

3月の米個人消費支出(PCE) は3カ月ぶりに減少し、予想外に強かった四半期を弱いトーンで締め くくりそうだ。ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関に実施し た調査で明らかになった。

69社の中央値では、PCEは前月比0.1%減が見込まれている。 2月は同0.2%増だった。この日発表される別の統計では、失業保険 の受給者が過去最多となったことが示されそうだ。

消費者が依然として失業増加や住宅価格下落の向かい風を受けて いる状況からみて、米経済で最も大きな部分を占める消費は4-6月 (第2四半期)に再び低迷し、リセッション(景気後退)を長引かせ る恐れがある。一方、借り入れコストの低下や政府の景気刺激策が7 -12月(下期)に需要を押し上げ、景気低迷の度合いを和らげる可 能性もある。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミスト、 ザック・パンドル氏は「労働市場の困難な状況が当面の消費回復を妨 げる見込みだ」と指摘。「従って経済全体の回復も非常に緩やかにな るだろう」と述べた。

PCEは30日午前8時半(ワシントン時間、以下同じ)に商務 省が発表する。ブルームバーグ調査での予想レンジは、前月比0.5% 減から0.4%増まで。個人所得は同0.2%減(68社の中央値)となり そうだ。

個人所得・消費統計の一項目で米連邦準備制度理事会(FRB) が重視するインフレ指標では、物価上昇ペースが3月に緩んだことが 示される見通し。

労働省が午前8時半に発表する25日終了週の新規失業保険申請 件数は、13週連続の60万件超が見込まれている。18日終了週の失業 保険継続受給者数は620万人(9社の中央値)と、過去最多になった とみられている。

シカゴ購買部協会が午前9時45分に発表する4月のシカゴ地区 製造業景況指数は35(52社の中央値)と、前月の31.4から上昇が見 込まれている。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の分かれ目に なる。

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