麻生首相:日中経済連携強化へEPAの可能性に言及-北京で演説

麻生太郎首相は30日昼、北京市 内のホテルで開かれた「日中次世代ビジネスリーダーとの集い」で演 説し、日中の経済協力を強化していく一環として、経済連携協定(EP A)締結の可能性について民間レベルでの議論を開始することに前向 きな考えを明らかにした。日本の首相が日中EPAの可能性に言及する のは初めて。

首相は、アジア経済について「世界で最も潜在力を持った『21 世紀の開かれた経済の成長センター』だ。その潜在力を十分に生かせ る環境を整えるためには、日中両国の協力が大前提である」と指摘。 その上で、次世代のビジネスリーダーの課題として「両国のさらなる 経済連携の可能性、場合によっては日中EPAの可能性まで議論して もよいのではないか」と言及した。

外務省によると、日中の貿易総額は2008年で2666億ドル(香 港含めず)。日本の最大の貿易相手国となる。

会合には日本青年会議所(JC)と中華全国青年連合会(全青連) のメンバーらが出席した。麻生首相はJC会頭、胡錦濤国家主席は全 青連の主席を経験したことがある。

一方、中国の経済発展と軍事力の関係について麻生首相は、「将 来の軍事大国化につながるのではないかと不安視する向きがあるの も事実だ」と指摘。「日中両国が軍事大国にならず、互いに脅威となる ことなく、平和的な発展に向けて協力していく。これこそが国際的に期 待されていることだ」と訴えた。

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