マブチ株ストップ高、想定以下の赤字で早期黒字化を期待-格上げも

小型モーターで世界首位のマブ チモーターの株価が一時、ストップ高水準となる前営業日比500円 (12%)高の4590円まで買われた。売上高が急減する環境下でも、 第1四半期(2009年1-3月)の赤字幅は予想ほど悪化しなかったと の評価が出ている。自動車向けモーターの底入れにより、四半期ベー スでの営業赤字解消が接近しつつあるとの期待感が高まった。

27日に発表した第1四半期連結業績は、自動車電装機器向けや音 響・映像機器向けのモーター需要減少が響き、売上高が前年同期比 48%減の122億円と大きく落ち込んだ。営業損益は12億9800万円 の赤字(前年同期は27億2700万円の黒字)だった。

第1四半期の営業赤字を25億円と予想していたクレディ・スイ ス証券の板谷雅之アナリストは、「営業損失は予想外に健闘。フレキ シブルな生産体制がこれを可能にしたとみられる」と、28日付リポー トで評価した。すでに第1四半期で在庫水準も適正化したとし、「第 2四半期には収益柱である自動車モーターの回復が期待できることと 合わせて生産数量は急回復、営業利益は一気に赤字解消となろう」と 予測した。

会社側では今期営業損益を15億円の赤字(前期は56億5200万 円の黒字)と計画しているが、板谷氏は会社側の今期の世界自動車生 産台数前提(前期比25%減)は慎重だとし、5億円の黒字確保を予想。 強固なバランスシート、赤字脱却、成長ドライバーの育成から、PB R(株価純資産倍率)1倍の5200円評価は十分可能とし、投資判断 を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」へと引き上げた。

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