大阪チタニ株が続落、一般工業向け低迷で大幅減益へ-下振れを警戒

大阪チタニウムテクノロジーズ の株価が一時、前営業日比10%安の2835円と大幅続落。4月15日 以来、約半月ぶりの安値水準に沈んだ。会社側は、一般工業分野の需 要減少などを織り込み、今期(2010年3月期)は79%の営業減益に なると見込んだ。国内展伸材メーカー向けの納入価格が市場予想より 低くなったとの指摘もあり、会社計画の下振れが懸念された。

大阪チタニが28日に示した今期業績予想(非連結)は、売上高 が前期比32%減の355億円、営業利益が同79%減の31億円。世界的 な景気後退を受けて、産業プラント用や航空機用で在庫調整が進んだ ものの、今期も需要減少と価格低下は避けられないと判断、期初から 大幅な減収減益を想定した。

日興シティーグループ証券の船江輝アナリストは28日付の投資 家向けメモで、「会社計画がわれわれの予想やコンセンサスを大幅に 下回る上、下振れリスクも残り、ネガティブな印象。依然として業績 のボトムは見えず、業績拡大時期・速度にも不透明感が強い」と指摘 した。

目標株価は1700円、投資判断は「3H(売り/高リスク)」と し、株価純資産倍率(PBR)2.5倍程度の現状株価を割高と判断す る。船江氏によると、国内展伸材向けのチタン価格は前年より15%程 度低い値段で展伸材メーカーとの価格交渉が決着したもよう。これは 日興シ証の事前予想の10%低下を上回る値下げという。

大阪チタ株は3月半ばの2000円近辺から上昇基調を鮮明化。4 月21日には4110円まで買われ、直近底値の2倍超に値上がりしてい た。4月22日以降は下げ基調で、この日の安値2835円まで3割調整 したことになる。

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