パイオニア株続落、6期連続赤字へ-ホンダ以外の資本増強発表なし

経営再建中のパイオニアの株価が 一時、前営業日比7.3%安の317円と4営業日続落。同社は28日、今 期(2010年3月期)は6期連続の最終赤字に陥るとの見通しを発表し た。また、ホンダ向けに第三者割当増資を実施すると正式発表したが、 ホンダ以外の資本増強の具体的な発表はなく、今後の経営や財務動向 を見極めようと、売りが優勢となった。

ゴールドマン・サックス証券では28日付で、パイオニアの投資判 断「売り」、目標株価190円を据え置いた。担当アナリストの藤森裕 司氏は、「引き続き増資の条件次第で妥当株価が変化する」と指摘。 また、パイオニア株のリスクとして自動車販売の動向と為替変動を挙 げている。

28日の会社側発表によると、前期(09年3月期)の最終損益は 1290億円の赤字、今期は人員削減などで470億円の費用を見込み、 830億円の最終赤字を予想する。正社員約5800人、非正社員4000人 の削減や、拠点の統廃合に取り組む。主力のカーエレトロニクス事業 は、三菱電機との共同開発で合意。ホンダから25億円の出資を受ける ことが決まったほか、中期経営計画期間中にさらに400億円規模の資 金を調達する。

パイオニアは、公的資金の活用検討も表明済み。28日に東京都内 で会見した小谷進社長は、「申請の準備は進めているが、受け入れて もらえるかどうかは分からない」とし、資本増強についてあらゆる可 能性を探る考えを示した。

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