短期市場:翌日物は強含みか、月末需要や連休谷間で-レポ低下基調

短期金融市場の無担保コール翌 日物はやや強含みそうだ。月末決済の資金需要や大型連休の谷間に伴 う流動性低下が警戒される。もっとも、日本銀行の潤沢な資金供給で 準備預金残高は増加する見通しで、レポ(現金担保付債券貸借)も低 下基調にあり、金利の上昇幅は限られる。

28日の翌日物の加重平均金利は0.1ベーシスポイント(bp)上 昇の0.109%。一部大手行の調達が0.12%に強含んで始まり、全体 の水準を押し上げた。大手行の調達金利は徐々に低下したが、午後も

0.08-0.12%で底堅く推移した。

月末30日の受け渡し分は0.09-0.14%で取引されており、こ の日も0.10%をやや上回って始まりそうだ。連休の谷間にあたり、 すでにターム(期日)物で資金繰りを固めている金融機関は取引が減 少する可能性もあり、連休越え取引(5月1日-7日)の動向も注視 される。

もっとも、日銀は連休越えで潤沢な資金供給を継続しており、国 債買い現先オペや本店共通担保オペの落札金利は小幅低下している。 連休越えのレポも一時の0.17%から0.13%まで低下しており、資金 需要は落ち着く方向とみられる。

一方、日銀は28日に新型インフルエンザ対策本部を設置してお り、感染が拡大するなか、景気に与える影響も注視され、金融政策の 対応が注目される。日銀は新型肺炎(SARS)の影響が懸念された 2003年4月、量的金融緩和の当座預金目標を引き上げている。

準備預金は11.3兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、この日の当座 預金は2000億円減の14兆1000億円程度、準備預金(除くゆうちょ 銀)は1兆3000億円増の11兆3000億円程度になる見込み。短資会 社各社の予想では、調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均)は4兆2900億円、積み 終了先は5兆6400億円となっている。

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