WHOが新型インフルエンザで警戒水準を「5」に引き上げ(2)

世界保健機関(WHO)のチャ ン事務局長は29日、ジュネーブで記者会見し、6段階ある新型イン フルエンザ警戒水準を「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げ た。豚インフルの感染が8カ国と全米11州に広がったことを受け、 1968年以来となるパンデミック(世界的な大流行)が間近に迫ってい るとの認識を示した。

WHOの警戒水準の引き上げはここ3日で2回目。フェーズ5は、 新型ウイルスのパンデミックが迫っていることを示す。

チャン事務局長は「現時点での最大の問題点は、今回のパンデミ ックがどれだけ深刻なものになるかだ」と言明。警戒水準の引き上げ について世界各国は「準備態勢を強化する機会ととらえるべきだ」と 強調した。

WHOや他の保健当局は、メキシコで159人、米国で1人の死者 を出した豚インフルのワクチン開発に着手した。WHOのケイジ・フ クダ事務局長補代理はこの日、記者団との電話会議で、北米や欧州、 太平洋地域で100人余りの豚インフル感染が確認されたと説明した。

これに先立ちナポリターノ米国土安全保障長官は同日の記者会見 で、「警戒水準が『フェーズ6』に達することを想定して、最初から 準備してきている」とし、「われわれの備えは本格的なパンデミック になる状況に向けたものだ」と指摘している。

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