シュタルクECB理事:非伝統的政策、実施は金利が下限に達してから

欧州中央銀行(ECB)のシュ タルク理事は29日、非伝統的な金融政策について、政策金利が下限 に達して初めて導入するとの認識を示した。

同理事はドイツのジーゲンで講演し、次回5月7日の政策委員会 で「政策金利の残り少ない変更余地について決定する。同時に、新た な非伝統的手段についても決定するが、実施は金利が下限に達してか らになる」と述べた。

ECBの政策委員会は現行1.25%の政策金利をどの水準まで引き 下げるかについて、さらにはリセッション(景気後退)克服に向けた 新政策について意見が割れている。ドイツ連邦銀行(中央銀行)のウ ェーバー総裁は1%を政策金利の下限とし、国債購入には反対してい る。一方、キプロス中銀のオルファニデス総裁は大幅利下げや金融資 産購入の可能性を排除することを望んでいない。

シュタルク理事は「議論が白熱しているが、金融政策には限界が あるとの認識を失わないことが重要だ。ほかの中央銀行は異なる環境 下で金融政策を運営しており、ECBの模範にはならない」と語った。

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