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米銀ストレステスト:少なくとも6行「不合格」か、暫定結果-関係者

事情に詳しい複数の関係者によると、 米当局のストレステスト(健全性審査)の暫定結果では、テストを受け た米銀19行のうち少なくとも6行が「不合格」となり、資本増強が必要 と判断されたもようだ。

そのうち一部の銀行は政府から追加の現金注入を必要とする可能性 があるものの、大半の銀行は優先株を普通株に転換することにより資本 増強する公算が高いという。米連邦準備制度理事会(FRB)は現在、 シティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)など、資本余力が 損失に備えるために不十分と判断された銀行の幹部からの訴えを聞いて いるところだという。

新たな現金注入よりも優先株の普通株への転換による資本強化を銀 行に迫ることで、政府は銀行救済への批判を軽減しようとしている。た だ、この方法は既存株主の権利を希薄化することに加え、対策として十 分ではない恐れがある。

モルガン・スタンレーのチーフ金融エコノミスト、デービッド・グ リーンロー氏は、「当局者が苦労するのは、もっと資金が必要だが、現 在のリソースが十分かどうか、またさらにリソースを得ることが政治的 に可能かどうかが不透明なことだろう」と指摘した。

審査の最終結果は来週発表される予定だが、銀行監督当局と米財務 省はまだ、どの程度の情報を公開するかを決定していない。バーナンキ FRB議長やガイトナー財務長官、その他の当局者は今週に会合を持ち、 審査について協議する。

ガイトナー長官は、資本強化の手段は政府保有の優先株の普通株転 換、民間からの調達、またはさらなる公的資金注入と、複数の選択肢が あると述べていた。審査では普通株の比率が重視されていることから、 民間投資家が保有する優先株を普通株に転換することも1つの選択肢と なる。

シティとBOA以外では、モルガン・スタンレーが24日、資本増強 を必要とする可能性が最も高いのはサントラスト・バンクスとキーコー プ、リージョンズ・ファイナンシャルだと分析している。

優先株の普通株転換という方法を取ることで、米財務省は昨年米議 会が承認した銀行救済向け資金7000億ドルというリソースの減少を緩 やかにすることができる。ガイトナー長官は21日に、残り資金が1096 億ドルで、今後1年に返済が見込まれる分を加えると1346億ドルだと述 べていた。米議員らは追加の資金は承認できないと繰り返し警告してい る。

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