【注目株】豚インフル、ファナック、三井住友、大和証、新光電

30日の材料銘柄は以下の通り。

豚インフルエンザ関連:世界保健機構(WHO)事務局長は 29日、ジュネーブで記者会見し、6段階ある新型インフルエンザ警 戒水準を「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げた。また同 日の米疾病対策センターの公表によると、豚インフル感染で米国で は初めての死者が出たことが分かった。同関連ではこれまで、ダイ ワボウ(3107)、シキボウ(3109)などマスクメーカー、中外製薬 (4519)など一部医薬品企業の株価が軒並み上昇している。

自動車関連:事情に詳しい複数の関係者によると、オバマ大統 領は30日午前、米自動車大手のクライスラーによる連邦破産法の 適用申請と、イタリアのフィアット社とクライスラーとの提携を発 表する計画。世界展開する日本の自動車、部品メーカーにも米自動 車産業の動向が影響を及ぼす可能性がある。

ファナック(6954):世界同時不況の影響から、2010年3月 期の連結営業利益は前期比83%減の226億円となる見通し。ブル ームバーグによるアナリストの事前予想283億円を下回る。会社側 の想定為替レートは、連結子会社の決算期が12月であることから、 09年暦年で1ドル=90円、1ユーロ=115円とした。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):29日のNHKは、 三井住友が日興コーディアル証券の買収を決めたことに続き、新た にオリックス(8591)グループのカードローン会社であるオリック ス・クレジットを傘下に収める方向で最終調整していると報じた。 個人向けの金融サービスの強化を図るのが狙いとしている。

大和証券グループ本社(8601):第4四半期(09年1-3 月)連結決算によると、純損益は173億円の赤字(前年同期は129 億円の赤字)だった。金融混乱に伴う業務全般の低迷や、株式評価 損計上が主因。通期赤字額は850億円(同464億円黒字)で、02 年3月期の1305億円に次ぐ規模となった。

富士通(6702):30日付の日本経済新聞によると、同社はデジ タル家電の頭脳として使うシステムLSI(大規模集積回路)の生産 を、台湾大手の台湾積体電路製造(TSMC)に委託する。次世代技 術の開発でもTSMCと協力する方針とも伝えている。

新生銀行(8303)、あおぞら銀行(8304):29日付の時事通 信の報道によると、新生銀とあおぞら銀の統合計画は、実現する可 能性が当面極めて低くなっている。両行の筆頭株主である米投資フ ァンドから同意が得られなかったため、と時事通信は報道。2行は 引き続き、株主への説得を試みるとともに、統合以外の新たな提 携・協力関係の構築も模索するとしている。

あいおい損害保険(8761):09年3月期の連結最終損益は100 億円規模の赤字(前の期は31億円の赤字)になったもよう。30日付 の日本経済新聞が報じた。従来予想は50億円の黒字だった。保有株 の価格下落により評価損が拡大したことが響き、2期連続の最終赤字 となるという。

新光電気工業(6967):半導体製品の最終需要の不振が継続す ると予想されることに加え、製品価格の低下圧力も強まることで、 10年3月期は27億円の連結最終赤字となる見込み。最終赤字は前 期(60億4200万円)に続き、2期連続となる。

三菱商事(8058):29日付の日本経済新聞朝刊は、三菱商の前 期(09年3月期)連結純利益(米国会計基準)が前の期比26%減の 3500億円前後になったもよう、と報じた。従来予想は同11%減の 4200億円だった。世界的な景気後退で資源需要が低迷し、株安に伴 う減損損失の拡大も利益を圧迫したという。また、三井物産 (8031)も鉄鉱石などの値下げで今期連結純利益は同28%減の 1300億円前後の見込みとも報じている。

ヤフー(4689):広告事業が順調に伸びたことなどで、09年 3月期の連結営業利益は前期比7.9%増の1346億円となった。09 年4-6月期連結業績については、売上高の予想レンジが661億円 から691億円(前年同期比0.8%増から5.4%増)、営業利益は 324億円から341億円(同1.5%減から3.7%増)とした。

日立製作所(6501):29日付の日経新聞朝刊は、日立が昭和 シェル石油(5002)と提携して太陽光発電事業への参入を検討して いる、と報じた。昭和シェルの太陽光パネルと日立の電力制御技術 を合わせ、国内外でシステム受注を目指すという。日立の川村隆会 長兼社長が同紙とのインタビューで明らかにした、と同紙は報道。

三越伊勢丹ホールディングス(3099):29日付の日経新聞朝 刊は、百貨店の三越と伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹が民事再生手 続き中の北海道の老舗百貨店、丸井今井(札幌市)の再生支援企業 (スポンサー)になることで決着したと報じた。丸井今井は当初、 高島屋(8233)との合意を目指したが再建に伴う資金支援額で折り 合いが付かず、三越伊勢丹の示した支援額は高島屋を上回っており、 債権者の支持を得やすいと判断したという。

丸井グループ(8252):09年3月期の連結最終損益は従来予 想(35億円の黒字)から一転、88億円の赤字となったようだ。小 売事業の売上高が単価下落などで計画を下回った上、カード事業に おける将来の利息返還請求に備えて利息返還損失引当金繰入額174 億円を特別損失に計上したことが要因。

三井住友海上グループホールディングス(8725):09年3月 期の連結純利益が80億円になったもよう、と28日に発表。従来予 想は200億円だった。前期の有価証券評価損が従来予想の1.5倍以 上に膨らんだ。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):10年3月期の営業 利益は前期比79%減の31億円と大幅に落ち込む見通し。航空機用 を主体とする輸出向けの需要急減に加え、国内でも産業プラント用 などで需要減少や在庫調整が進むことが要因。

JR東海(9022):経済情勢の悪化から運輸業や流通業など各 事業とも厳しい環境が予想されるとして、10年3月期の連結営業利 益を前期比33%減の2580億円と予想した。

日本航空(9205):09年3月期の連結純損益が630億円の赤 字(前の期は169億円の黒字)になったもよう、と28日に発表。 企業の出張抑制傾向が強まり旅客収入が落ち込んだほか、貨物収入 も想定を下回り、従来予想(340億円赤字)から赤字幅が拡大。

トプコン(7732):10年3月期の連結営業損益は17億円の黒 字(前期は69億円の赤字)となる見込み。日米欧の景気は悪化す るものの、中国や中南米などの需要は堅調に推移すると予想してい る。想定為替レートは1ドル=90円、1ユーロ=120円。

東洋インキ製造(4634):09年3月期の連結最終赤字が39億 円と従来予想の赤字額(30億円)を上回ったもよう。国内市場の需 要減少が予想以上だった上、投資有価証券評価損の計上も響いた。

光通信(9435):景気悪化や新販売方式導入に伴う買い替え期 間の長期化から、販売台数が従来予想を大きく下回る見通しとなっ た。事業拡大による先行コストの発生、ベンチャーファンド事業の 動向なども反映させた結果、09年3月期の連結純損益は30億円の 黒字予想が一転、22億円の赤字となったもよう。

NECモバイリング(9430):端末販売価格の上昇や経営効率 の改善による利益率向上、保守サービス需要の増加から、09年3月 期の連結営業利益は65億円と従来予想(57億5000万円)を上回 ったもよう。

パナソニック(6752):株式公開買い付け(TOB)で三洋電 機を買収する同社は28日、TOBに必要な国内外の競争法の手続 きやTOB開始時期について、6月下旬にあらためて開示する方針 を示した。

コンビ(7935):09年3月期の連結営業利益は18億6000万 円と、従来予想(11億4000万円)を63%上回ったもよう、と28 日に発表。国内で利益率重視の販売戦略が定着したほか、原材料の 高騰一服、アジアの順調な伸びなどが貢献した。

ヒューリック(3265):09年12月期の連結純利益予想を従来 の60億円から前期比3.5倍の210億円に増額修正した。みずほ銀 行がシステムセンターとして利用中のビルについて同行へ売却、固 定資産の売却益を計上することに伴う。前期比2.3%減の305億円 とする売上高計画は据え置き。

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