コンテンツにスキップする

日本政府:二足歩行ロボット月探査、2020年ごろ-初の宇宙計画原案

日本政府は2020年ごろの二足歩 行ロボットによる月探査や、人工衛星の打ち上げを過去5年間(2004 -08年度)の16基から、今後5年間(09-13年度)に34基とするこ となどを柱とする「宇宙基本計画」(原案)をとりまとめた。5月下旬 に正式決定する。

今月5日の北朝鮮によるミサイル発射を踏まえ、同計画には安全保 障を目的に情報収集・早期警戒を行う衛星システム導入の方針が明記さ れた。具体的には弾道ミサイル発射を探知するセンサーの研究などを推 進する。

政府は08年8月に施行された宇宙基本法に基づき同計画を策定。 27日の宇宙開発戦略本部(本部長・麻生太郎首相)の宇宙開発戦略専 門調査会で基本的に了承された。政府が同計画を策定するのは初めて。

同計画は今後10年程度の宇宙開発・利用の在り方を視野に入れつ つ、当面5年間に取り組むべき課題を列挙。宇宙開発利用に際しては、 ①情報収集や専守防衛の範囲内での「安全保障の強化」②国際競争力強 化など「21世紀の戦略的産業の育成」③環境施策と調和を図った「環 境への配慮」-など6分野での施策が盛り込まれた。

特に「21世紀の戦略的産業の育成」では、「宇宙産業はわが国の 宇宙活動を支える重要な基盤」と表記。「宇宙産業は通信・放送サービ ス、衛星画像を使った地図利用サービス、ナビゲーションなどの測位サ ービスといった宇宙を利用したサービス産業にも広がりを持つ」などと して、産業振興の意味での重要性も指摘した。

月探査では20年ごろに二足歩行ロボットによる月探査を実現し、 次の段階として人とロボットの連携による月探査を目指す。このため今 後1年程度を費やして研究開発項目や中長期的スケジュール、資金見積 りなどを検討する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE