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富士フイルムH株が7カぶり高値に、決算期待や豚インフルを材料視

富士フイルムホールディングス 株が一時、前日比7.5%高の2780円と続伸し、昨年9月以来、約7カ 月ぶりの高値水準に戻した。同社が30日に発表する今期(2010年3 月期)業績予想に期待を上回る構造改革が織り込まれ、来期(11年3 月期)以降の業績改善につながるとの期待が浮上している。また、イ ンフルエンザ治療薬を開発中の富山化学工業を傘下に持ち、豚インフ ルエンザ発生を材料視した動きもあるという、

JPモルガン証券の森山久史シニアアナリストは、30日に決算発 表を控え、構造改革の規模と内容が期待以上のものになるという期待 が先行し、「先回りした機関投資家の買いが入っている」との認識を 示した、JPモルガンでは、今期予想に織り込まれる構造改革費用を 1000億円と予想しているが、「この費用が大きいほど、来期の利益水 準は高まる」(同氏)という。

さらに足元では、液晶パネルメーカーの稼働率が上昇中。富士フ イルムの液晶偏光板の主要素材で、保護膜などに使われるTAC(ト リアセテートセルロース)フィルムの稼働率についても、一時5割程 度に落ちていたが、第1四半期(4-6月)以降は7-8割には上が ってこよう、と森山氏は指摘している。

一方、証券ジャパンの小林治重調査情報部長は、富士フイルムが インフルエンザ治療薬を開発している富山化学を傘下に持つことで、 「遅ればせながら豚インフルエンザ関連銘柄として個人投資家が飛び ついた」と述べた。富士フイルムが昨年買収した富山化学は、抗イン フルエンザ薬「T-705」の日本国内での臨床試験第2相(フェー ズ2)を昨年1月8日に開始、米国では07年3月9日にフェーズ1を 開始し、現在試験中だ。

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