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出光興産:今後約3年で最大6000億円を投資-輸出を一層強化(3)

出光興産は28日、第3次中期経営 計画を発表し、今後約3年で最大6000億円投資する方針を示した。同 社の第2次中期経営計画期間の投資額実績を最大2563億円上回る見 通し。今期(2010年3月期)は、ほぼ前期並みの1000億円の投資を 計画し、このうち石油製品部門に560億円を想定している。

都内で会見した松井憲一常務は、第3次中期経営計画期間につい て「09年度から約3年を計画しているが、明確な終了年度は決定して いない」と述べた。

最大6000億円のうち45%を探鉱開発や豪州のボガブライ石炭鉱 山の大規模開発など、資源分野に配分する。ベトナムやカタールでの 製油所建設などを想定している石油分野には30%を振り分ける。

石油分野では内需の減少に歯止めが掛かる見通しが立たないこと から、アジア全域を視野に入れて販売を強化する方針。割安な重質原 油の処理が可能な装置を備えた愛知製油所と北海道製油所では、海外 の製品規格に沿った製品を精製できるようにする。

松井氏によると、同社は「主力の石油・石油化学の事業が大きな 転換点に立ったとの認識」で、第3次中計を立てたという。同社の今 期の石油製品輸出量は、前期(09年3月期)比7.3%増の414万キロ リットルとなる見通し。国内の販売量は同2.8%減少する。製油所の 稼働率も83%と2ポイント減となる。

同時に発表した今期の業績見通しによると、連結純利益は前期比 約5倍の170億円となる見通し。前期に281億円まで膨らんだ特別損 失が80億円まで減る見込みとなったことが主因。

前期の純利益は前の期と比べ31%減の33億円。石油製品と石油 化学製品の利ざやが悪化したことなどが響いた。

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