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トリシェECB総裁:短期金融市場の信頼感に改善の兆候-講演

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ 総裁は27日、同中銀による金融システムへの資金供給を受けて短期金 融市場の信頼感が改善しつつあるとの認識を示した。

トリシェ総裁はこの日ニューヨークで講演し、年明け以降「EC Bのバランスシートから短期金融市場に流動性の流れが戻る動きが見 られる」とし、「これは信頼感の回復と、より望ましい状況になったこ との表れだ。このため短期金融市場の機能に改善の兆候が多少見られ る」と指摘した。

3カ月物ユーロ建て金利が少なくとも過去10年で最低水準に低 下している背景には、ECBが市中銀行に無制限の資金を供給してい ることがある。ECB政策委員会はこうしたローンの返済期限を現行 の最長6カ月から1年に延長する可能性を示唆しているものの、トリ シェ総裁はこの日の講演で、次の金利決定までは新たな政策手段の発 表を見送る方針だと述べた。

トリシェ総裁はまた、アイスランドなどの国を支援するためにユ ーロ参加ルールを緩和すべきではないとし、欧州経済は2010年まで回 復しないとの見方も示した。

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