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三菱自:今期連結純損益は50億円の黒字-販売減も経費削減で(3)

三菱自動車は27日、今期(2010 年3月期)連結の純損益が50億円の黒字になる見通しと発表した。一 方、前期(09年3月期)連結純損益は549億円の赤字だった。世界的 な景気低迷で今期も引き続き販売台数の減少を見込むが、鉄鋼をはじめ とする原材料費の値下がりや労務費の削減、海外子会社の機能スリム化 効果などで2年ぶりに黒字回復の見通し。

今期の販売台数は前期比13%減の93万2000台を計画。このうち 日本は同16%増の19万5000台を見込むが、北米が同23%減の9万 2000台、欧州が同22%減の21万3000台、アジア・その他地域が同 15%減の43万2000台と海外が軒並み2ケタの落ち込みとなる。

販売台数の減少や車種構成の悪化で570億円、また期中の為替レ ートを対ドル92円、ユーロで116円と前期に比べてそれぞれ9円、28 円の円高で想定することで710億円の営業減益要因となる。その一方 で販売費用の減少で290億円、原材料費などの減少で680億円、間接 要員労務費削減や経費削減などで571億円の営業増益を見込み、各段 階の黒字を確保するとしている。

三菱自の益子修社長は同日、都内の本社で開いた決算会見で、現 状の市場環境で「販売を伸ばすことで損益を改善するのはリスクが非常 に高い。経費、コストの削減で乗り切る」と強調した。さらに、今月か ら始まったエコカー減税、政府の追加経済対策に盛り込まれた買い替え 促進策について「市場に対して大きなインパクトある」としたうえで、 効果としてエコカー減税で9000台、買い替え促進策で1万5000台、 それぞれ自社ブランド車の販売が押し上げられるとの見通しを示した。

また7月から国内で販売を始める電気自動車について益子社長は 11年度に1万5000台以上、また黒字化のめどとしている3万台の生 産販売を13年度には目指したいと述べた。

三菱自の株価終値は前週末比5円(3.4%)高の154円。

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