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東京外為:円が対ドルで1カ月ぶり高値-世界景気悪化でリスク回避

朝方の東京外国為替市場では円 が上昇している。世界的な景気の悪化が一段と鮮明になっていること から、リスク投資を敬遠する姿勢が強まっており、外貨向け投資から 円に資金を引き揚げる動きが進んでいる。

三菱UFJ信託銀行資金為替部の井上英明グループマネージャー は、米国の悪材料はだいぶ織り込まれてきた感があるものの、クライ スラーの救済問題や金融機関のストレステスト(健全性審査)といっ たイベントリスクが残ると指摘。日本はゴールデンウィーク(大型連 休)に入るため、「過度にポジションを取っていくというよりもリス クをヘッジ(回避)する動きから東京時間はやや円高になりやすい」 とみている。

ドル・円相場は一時1ドル=96円63銭と、3月30日以来、約 1カ月ぶりの円高値を付けている。

米ストレステストや自動車再編を警戒

米連邦準備制度理事会(FRB)は24日に、ストレステストの 手法や判断基準などの詳細を発表。最終結果は5月4日の週に明らか にされる見通し。

また、経営再建中の自動車大手クライスラーは再建計画の提出期 限が今月30日に迫っており、日本のゴールデンウィーク中に重要材 料が集中している。

さらに、メキシコで発生した豚インフルエンザの感染者が米国に も広がるなか、地政学的リスクを懸念して、投資家がリスク回避姿勢 を一段と強めている面もある。

世界経済の悪化進む

英政府統計局(ONS)が24日に発表した2009年1-3月期の 国内総生産(GDP)速報値は前期比1.9%減と、79年以来で最悪の マイナス成長に落ち込み、ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場 予想の同1.5%減を上回る減速となった。

ウェーバー独連銀総裁は24日、ドイツ経済は1-3月期に前期 比3%のマイナス成長となった可能性があると述べた。実際にそうな れば、四半期ベースの統計を開始した1970年以降で最大の経済縮小 となる。

米国のサマーズ国家経済会議(NEC)委員長は26日に、テレ ビ番組「FOXニュース・サンデー」で、米経済の縮小は「当分の 間」続くとの見通しを示している。

国際通貨基金(IMF)は22日に発表した世界経済見通しで、 主要7カ国すべての今年と来年の成長率見通しを引き下げている。

--取材協力:小宮弘子 Editor: Norihiko Kosaka, Saburo Funabiki

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