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与謝野財務相:景気の急速な悪化続く日本は「経済危機」-財政演説

与謝野馨財務・金融・経済財政担 当相は27日午後の衆院本会議での2009年度補正予算案提出に伴う財 政演説で、世界同時不況を背景とした日本経済の急速な悪化を受けて、 日本は「まさに『経済危機』とも言える状況にある」と指摘、財政に よる下支えの重要性を強調した。

財務相は「09年度予算を取りまとめた昨年末以降も、景気は急速 な悪化が続いている。世界的な景気後退を背景に輸出や生産が大幅に 減少するとともに、雇用情勢も急速に悪化しつつある。企業の資金繰 りなど金融環境も厳しい状況にある」と述べた。

また、今月2日にロンドンで開かれた20カ国・地域(G20 )首 脳会合(金融サミット)で、成長や雇用の回復のために必要な規模の 財政努力の実施で合意したことを受けて、「厳しい経済金融情勢の中、 財政政策が成長や雇用の下支えにとって重要であることは国際社会の 共通認識だ」とし、過去最大の15.4兆円規模の追加経済対策の実施に 伴う年度当初の補正予算案の提出に理解を求めた。

一方で、与謝野財務相は「中期の財政責任を果たしていくことが 必要」とも述べ、「経済情勢の急激な変化を踏まえつつ、財政規律の維 持や持続可能な社会保障構築とその安定財源確保に向けた取り組みを 着実に進める」と言明。中長期的には消費税も含めた税制の抜本改革 による歳入改革に踏み込む考えを明確にした。

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