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リコー:今期純利益は4.6倍を予想-前期の有価証券評価損の反動(2)

国内2位の事務機器メーカー、リ コーは24日、今期(2010年3月期)の連結純利益は前期(09年3月 期)比4.6倍の300億円になる見通しだと発表した。前期に計上した 有価証券評価損の反動で大幅な増益となる。

売上高は3.3%増の2兆1600億円、営業利益は同13%減の650億 円をそれぞれ予想している。為替レートは1ドル95円(前期実績は 100円55銭)、1ユーロ125円(同143円74銭)を想定しており、円 高は圧迫要因になる。

米国の独立系事務機販売大手、アイコンオフィスソリューション ズを買収するなど、企業の買収・合併(M&A)を積極的に展開。人 員の重複をなくすなどの構造改革を進めており、その効果も表れる見 通し。東証で会見した三浦善司最高財務責任者(CFO)は、海外で は一部人員削減を見込んでいると述べた。

前第4四半期は230億円の最終赤字

同時に発表した前第4四半期(1―3月期)決算は、有価証券評 価損268億円が響き、連結純損益は230億円の赤字(前年同期は212 億円の黒字)。この結果前期純利益は前の期に比べて94%減の65億円 にとどまった。

前期の売上高は同5.8%減の2兆916億円、営業利益は同59%減 の745億円。地域別では、米州はアイコン社買収などで増収となった ものの、販売体制強化などの費用が膨らみ、259億円の赤字となった。 国内、欧州などは景気後退で主力の複写機・プリンターの販売が不振 で減収減益だった。

リコー株価終値は前日比15円(1.2%)安の1292円。3月12日 に年初来安値の931円を付けてからは約39%上昇している。

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