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日本株:電力や情報通信安い、金融は堅調-決算にらみ指数もみ合い

午前の東京株式相場は、企業決 算や米自動車業界などの動向を見極めたいとして方向感がつかみにく い中、一部アナリストが目標株価を引き下げた電力株が下落。配当政 策などに対する失望からKDDIが急落し、情報・通信株も下げが大 きくなった。

半面、決算発表時に増資方針を示さず、24日には発行総額5000 億円の劣後債発行登録を実施したみずほフィナンシャルグループが上 げ幅を拡大させ、銀行株は上昇。前期は一転最終黒字を確保したもよ うのロームが大幅続伸し、電機株も高い。小安く始まったTOPIX はプラスに浮上するなど、もみ合い色が強い。

東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部長は、「自動車や金 融など悪いニュースは3月までの下落である程度織り込んだ面はある が、きのう上げ過ぎた反動から利益確定売りの材料にされやすい」と 指摘した。ただ、3月まで過度に売られ過ぎた反動による修正は続い ており、「日経平均は25日移動平均線(午前は8679円)が下値をサ ポートしている」という。

午前10時33分時点の日経平均株価は前日比5円26銭(0.1%) 安の8841円74銭、TOPIXは3.55ポイント(0.4%)高の

843.05。東証1部の売買高は概算で10億7128万株。値上がり銘柄 数は730、値下がり銘柄数は818。

米紙ニューヨーク・タイムズは、米財務省がクライスラーの破産 法11条適用申請を準備していると報道した。大和証券SMBCグロ ーバル・プロダクト企画部の西村由美情報課次長によると、「週末か ら来週にかけて米自動車業界やストレステスト(健全性審査)関連の イベントを控え、ポジション(持ち高)調整の動きが出ている」。

カプコン急伸、KDDIが急落

個別の材料銘柄では、ゴールドマン・サックス証券が格上げした カプコン、モルガン・スタンレー証券が格上げした北越製紙が急伸。 バークレイズ・キャピタル証券が目標株価を450円としたGMOイン ターネットも大幅高となった。

半面、「業界最低の配当性向を維持しようとする会社側の姿勢は 理解に苦しむ」とクレディ・スイス証券が指摘したKDDIが急落。 ゴールドマン・サックス証券が格下げした任天堂やコナミ、UBS証 券が格下げした高島屋なども売られた。

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