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ローム株が続伸、前期は一転最終黒字を確保へ-円安効果と税制改正

集積回路などを手がけるロームの 株価が続伸。為替相場が想定よりも円安で推移したほか、海外子会社か らの配当を実質非課税とする税制改正などにより、2009年3月期の連 結最終損益が黒字転換したようだと発表した。予想外の業績の上向きを 好感した買いが入った。

午前9時16分現在の株価は主力の大証で前日比320円(5.5%) 高の6130円。一時は9.6%高の6370円まで上げ、08年8月29日以来 の高値水準となった。

23日の取引終了後に発表した業績予想修正によると、09年3月期 の連結最終損益は96億円の黒字に転換したもよう。従来予想は115億 円の赤字だった。ブルームバーク・データに登録された11人のアナリ ストの平均予想値(18億8500万円の赤字)を上回った。

人件費などのコスト削減が奏功したうえ、2月に為替レートを1ド ル=90円で想定し直したが、3月末は同99円程度と円安に振れた。ま た、3月31日に公布された法人税の改正により、外国子会社の配当金 益金不参入制度が導入され、過年度に計上した繰延税金負債の一部を取 り崩し、税金費用が約500億円減少する見通しとなった。

同社広報部の望月久理子氏によると、同社の海外売上高比率は08 年3月期末時点で63%。1円の円高で通期の営業利益8億円の減益要 因となる。業績内容の「詳細は決算発表日に話したい」としている。

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