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韓国の景気縮小ペースは鈍化した可能性-ウォン安や景気刺激策で

韓国の景気縮小ペースが2009年1 -3月(第1四半期)に鈍化した可能性がある。通貨ウォンの下落が 輸出業者を支援したほか、前例のない政策金利の引き下げ、さらに同 国政府による景気刺激策の効果が出始めたことが背景。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト7人を対象にまとめた 調査によると、第1四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.2%減 (中央値)と見込まれている。08年10-12月(第4四半期)は同5.1% 減だった。2四半期連続の減少なら、韓国にとっては1998年以降で初 めてのリセッション(景気後退)になる。前年同期比では第1四半期 は4.6%減の見通し。第4四半期は同3.4%減だった。第1四半期のG DP統計は24日午前8時(日本時間同)に発表される。

韓国銀行は昨年10月初旬以降、合計3.25ポイントの利下げを行 い、政策金利を過去最低の水準に設定した。また、同国政府は景気対 策として50兆ウォン(約3兆6200億円)規模の景気刺激策を講じて いる。さらに、ウォン相場が08年初めから対ドルで31%下落したこ とから、世界的な景気後退で国際貿易が混乱するなかでも同国輸出業 者の市場シェア獲得につながった。

野村インターナショナルのシニアエコノミスト、クォン・ヨンス ン氏(香港在勤)は「通貨安と国内政策を受けて景気悪化ペースは緩 やかになっている」と指摘した上で、「GDP統計は追加利下げの必要 はないというシグナルになる公算が大きい」と述べた。

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