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ノバルティスの1-3月期:15%減益、ドル高ユーロ安など響く(2)

スイスの製薬大手ノバルティスが 23日発表した2009年1-3月(第1四半期)決算は、前年同期比 15%減益となった。ドルがユーロと新興市場国通貨に対して上昇した ことが響いた。

純利益は19億6000万ドル(1株当たり0.87ドル)と、前年 同期の23億2000万ドル(同1.02ドル)を下回った。ブルームバー グ・ニュースが7人のアナリストを対象に行った調査では18億9000 万ドル(予想中央値)が見込まれていた。売上高は97億1000万ド ルに減少した。

バンク・ボントベルのアナリスト、アンドルー・ワイス氏は決算 発表前の電話インタビューで、今回の結果はダニエル・バセラ最高経 営責任者(CEO)の多角化戦略の試金石になると述べていた。同氏 は「危機的状況にあるなか、同社の期待ほど計画は進んでいない」と 指摘した。

ノバルティスは処方せん薬に依存する体質からの転換を図るため、 独自のジェネリック治療法の開発やワクチン部門の拡充、米眼科製品 子会社アルコンの一部株式取得を進めた。

ノバルティスは米ドル建てで決算を公表している。昨年1-3月 期末から今年3月末までにドルは対ユーロで19%上昇したため、ノバ ルティスのユーロ圏での売上高が目減りした。ハンガリーのフォリン トとポーランドのズロチ、ロシアのルーブルは対ドルで大幅に下落し た。

同社によると、今年の継続事業ベースの売上高は1ケタ台半ばの 伸びとなる見込み。薬品の売上高は現地通貨建てで1ケタ台後半の伸 びとなる見通し。

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