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東京外為:円が底堅く推移か、米金融不安くすぶる-欧州通貨は軟調

東京外国為替市場では円が底堅く 推移する見通し。米金融機関のストレステスト(健全性審査)や米自 動車大手の救済問題をめぐる不透明感がくすぶるなか、投資家のリス ク回避志向は根強く、積極的に円から欧州通貨や資源国通貨に資金を 振り向ける動きは限られそうだ。

ドル・円は前日の海外市場で一時、1ドル=97円58銭と3月31 日以来の水準まで円高が進行。その後は98円ちょうどを挟んで一進一 退の展開が続き、23日早朝にかけては98円台前半で推移している。

また、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和をめぐる不透明感や英 国の財政悪化懸念を背景に欧州通貨は上値の重い展開が見込まれる。

ユーロ・円相場は海外市場で一時、1ユーロ=126円23銭と前日 に付けた3月16日以来、約5週間ぶり安値(126円9銭)付近まで下 落。その後、128円ちょうど前後まで戻す場面も見られたが、ユーロ の戻り売り意欲は強く、23日早朝にかけては127円台半ばで取引され ている。

また、ユーロ・ドルは海外市場で一時、1ユーロ=1.2886ドルと 3月16日以来の安値まで下落。ポンドも対ドル、対円で今月1日以来 の安値を付けている。

22日の米株式相場は引けにかけて反落。米金融大手モルガン・ス タンレーが発表した2009年1-3月(第1四半期)決算が市場予想を 上回る赤字となったことやストレステストへの警戒感が重しとなった。

国際通貨基金(IMF)は同日発表した世界経済見通し(WEO) で、金融市場の安定化に当初見込み以上の時間がかかるなか、世界的 なリセッション(景気後退)はより深刻化し、回復ペースもより遅く なると予想。今年の世界経済の成長率予想をマイナス1.3%に引き下 げた。

一方、利益・売上高がアナリスト予想を上回ったコンピューター・ 電子機器大手、米アップルの1-3月決算を受け、24時間取引のGL OBEX(シカゴ先物取引システム)の米株価指数先物はプラス圏で 推移。日本株も上昇する見通しで、朝方は米国株安を手掛かりに買っ た円を売り戻す動きが先行する可能性もあるが、株が伸び悩む展開と なれば、再び円買い圧力が強まりそうだ。

英国の財政赤字

ダーリング英財務相は22日、今年の英経済についてマイナス

3.5%との見通しを示し、昨年11月の見通しから大幅に下方修正した。 財務相はまた今年度(09年4月―10年3月)予算案について議会に説 明。同予算案によると、2014年3月までの5会計年度の財政赤字は 7030億ポンドとなる見通しで、国内総生産(GDP)比率は12.4%と、 米国の同12%を上回る。

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