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ECB:独連銀総裁は国債購入に否定的-シュタルク理事も独自性強調

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、ウェーバー独連銀総裁は、ユーロ圏の景気てこ入れ策と してECBが域内各国の国債を購入する案には否定的な考えを表明し た。

同総裁は英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、「流 通市場についてさえも、ユーロシステム(ECBと欧州通貨統合参加 16カ国の中央銀行)が国債の購入にかかわる余地は非常に限られてお り、私の考えでは望ましい選択肢ではない」と語った。独連銀は同総 裁の発言内容を肯定した。

ウェーバー総裁は、国債購入は財政政策と金融政策の境を越える 上に、国債購入に踏み切れば「銀行システムを介した措置を融資促進 策の焦点としてきたこれまでの政策が失敗した、あるいは失敗しつつ あると認めることになる」と指摘した。

ウェーバー総裁やトリシェECB総裁らは、ユーロ圏内の金融は 資本市場からの直接調達ではなく銀行融資が70%を占めているため、 銀行経由の対策が有効だとの考えを示している。

ECBのシュタルク理事も、米紙ウォールストリート・ジャーナ ルへの寄稿で、いわゆる非伝統的手法へのECBの「独自のアプロー チ」が既に、銀行のバランスシートへの負担を緩和し銀行間金利を押 し下げたと強調した。同理事は「直近の利下げはまだ銀行金利に完全 には反映されていないものの、銀行間金利は英国や米国と同等、また は低いくらいだ」と書いている。

ウェーバー総裁はまた、ECBが政策金利について残り「わずか な動きの余地」を使うだろうが、1%は政策金利の「下限として理に かなっている」との考えをあらためて表明した。

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