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ダーリング英財務相、今年度の予算案を発表へ-刺激策の余地は限定的

ダーリング英財務相は22日、議 会で今年度(2009年4月-10年3月)の予算案を発表する。財政赤字 が過去最高水準に達するとみられ、景気対策の余地は限られそうだ。

財務省がエコノミスト24人を対象にまとめた調査によると、今年 度の財政赤字は1600億ポンドと、国内総生産(GDP)の11%に相 当する規模に拡大する可能性がある。財務相は昨年11月の時点で、同 8%を見込んでいた。発表時間は午後零時半(日本時間22日同8時半)。

財務省が今年に入って国債発行規模を既に2倍以上拡大したこと から、ブラウン首相は成長促進のための新たな財政出動ができない可 能性がある。財政赤字は欧州で最大、20カ国・地域(G20)では米国 とインドに次ぐ3位になりそうだ。

米シティグループの西欧担当チーフエコノミスト、マイケル・ソ ーンダース氏は「英国の財政事情が非常に急激に悪化しているため、 予算案に盛り込まれる刺激策は控えめな規模にとどまる可能性が高 い」と指摘。「最も必要とされている時に財政政策を打ち出せないの は大きな失敗だ」との見方を示した。

財務相は予算案演説で、住宅建設業者と若年失業者にそれぞれ10 億ポンドの支援を行う措置のほか、輸出業者と製造業を対象にした貿 易保険や500億ポンド規模の住宅ローン担保証券(MBS)引き受け 措置を発表する見通し。事情に詳しい複数の関係者が今週、明らかに した。

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