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日銀の国債引き受けが財政規律の喪失につながった-日銀リポート

日本銀行は22日、1930年代の世 界恐慌から日本は世界各国に先駆けて回復したが、日銀による長期国 債の引き受けを伴う財政拡大が行われたことが財政規律を失わせる結 果につながったとの見方ができる、とするリポートを公表した。

リポートは日銀レビュー「両大戦間期の日本における恐慌と政策 対応」。それによると、1931年末に5度目の大蔵大臣に就任した高橋 是清が「昭和恐慌」への対応として進めた経済政策は「高橋財政」と 呼ばれているが、「財政政策だけでなく、為替レート政策、金融政策を 含むマクロ経済政策の総体として理解する必要がある」と指摘。

さらに、「高橋財政」期の日本経済は世界各国に先駆けて回復した が、国際金本位制の崩壊によりそれまで財政を規律付けていたメカニ ズムが失われるなかで、「日銀による長期国債の引き受けを伴う財政拡 大が行われたことが、財政規律を失わせる結果につながったとの見方 ができる」としている。

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