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米シティ株主総会:CEOらは強気返答-飲食物出さず倹約ムード

米銀シティグループのリチャー ド・パーソンズ会長(61)は21日の年次株主総会で、飲食物を出さ ないことによって、コスト削減に取り組んでいるとの印象を与えよう とした。

株主総会が開催されたニューヨークのヒルトン・ホテルの宴会場 は1500人の株主でいっぱいとなった。シティ株主の1人、ラム・ビ ジャプール氏(54)は「シティは金に困っており株主に水も振る舞え ない」、「ばかげている」と憤る。

シティ株価は過去1年で88%下落し、株主らは会社側に回答を 求めた。総会時間は6時間に及び、パーソンズ会長やビクラム・パン ディット最高経営責任者(CEO、52)の強気な発言はあったが、一 方で、飲食物は一切出ず、会場外のロビーにある冷水器を使うしかな かった。

パーソンズ会長は、取締役会の選任投票を終えるまで、一般質問 を遅らせようとした。マイクスタンドの前に立ち、巨大スクリーンに 映し出された株主らは、信用危機が始まってからシティが出した 1020億ドル(約10兆600億円)の評価損をめぐり、取締役のマイケ ル・アームストロング氏や、20年間にわたって金融帝国シティグル ープをつくり上げたサンフォード・ワイル氏ら関係者を批判した。

シティ取締役を1996年から務めるパーソンズ会長は、取締役選 任投票を不服とする意見に対し、「株主は考えを表明した」と返答。 「私に何を言わせたいのか」と答えた。

パーソンズ会長が退任する取締役らに感謝の言葉を述べると、株 主の1人が「退任してよかった」と叫び、他の株主からの歓声を浴び た。

シティのロゴに合わせて赤いネクタイを着用したパンディットC EOは「痛みを十分認識している」とし、「従業員も多大かつ高い代 償を払った」と語った。

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