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【個別銘柄】パイオニア、エルピダ、電池、武富士、豊田合、SMS

22日の日本株市場における主な 材料銘柄の値動きは以下の通り。

パイオニア(6773):前日比17%高の322円。一時28%高の 353円と、2008年11月5日以来の高値を回復。22日に成立した改正 産業活力再生法をにらみ、公的資金の活用を検討していることが分か ったことを受けた。22日付の日本経済新聞朝刊は、政府が300億円を 出資する案を軸に検討と報道。財務基盤の改善期待が広がった。

エルピーダメモリ(6665):15%高の1250円。一時ストップ高 水準の200円(18%)高の1288円と、08年10月14日以来の高値を 回復。22日付の日経新聞は、早期に500億円規模の出資を申請し、政 府との支援協議を本格化すると報道、財務改善期待が高まった。また、 坂本幸雄社長がパソコンメーカー向け汎用DRAMの値上げを求める 方針を表明したことも、業績改善期待につながった。

電池関連:ステラケミファ(4109)が13%高の2220円など軒並 み高い。22日付の日刊工業新聞は、農林水産省が農林水産業への再生 可能エネルギーの導入を後押しする事業を始めると報道。農水関連施 設に太陽光発電を導入する費用の最大半分を補助するという。富士電 機ホールディングス(6504)や日立マクセル(6810)、日清紡ホール ディングス(3105)などが東証1部市場の値上がり率上位に入った。

武富士(8564):8.5%安の540円。JPモルガン証券は21日、 投資判断を「中立」から「アンダーウエート」、目標株価を650円か ら300円に下げた。利息返還請求の増加と引当増加のリスクを保守的 に考慮した。また米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズは 21日、武富士やアコム、プロミス、三洋信販の長期・短期発行体格付 けと長期優先債券の格付けを引き下げ方向で「クレジット・ウォッ チ」に指定した。その他金融は東証業種別33指数で下落率1位。

銀行株:東証銀行業指数は1.1%安の142.46と3日続落し、終 値では3月16日以来の安値水準。国際通貨基金(IMF )は21日、 不良化したローンや証券化商品に関連した世界の損失額が来年末まで に4兆1000億ドル(約403兆円)に達する可能性があるとの見通し を示唆、根強い業績への悪影響を懸念する売りが断続的に出ている。

三井化学(4183):4.8%安の317円。09年3月期の連結最終損 益は950億円の赤字になったもよう。従来予想(130億円の赤字)か ら赤字幅が拡大した。業績悪化を受けて繰り延べ税金資産を取り崩し、 法人税調整額を計上するため。クレディ・スイス証券は21日、業績 修正を受け投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に下げた。

豊田合成(7282):11%高の2060円。主要顧客であるトヨタ自 動車の減産が続いたものの、固定費の削減努力が奏功し、09年3月期 の利益は従来予想を大幅に上回ったもようと前日発表した。修正数値 は市場予想も大きく上回り、業績に対する過度の悲観が後退した。

花王(4452):3.8%安の1920円。ゴールドマン・サックス証券 は21日、化学や化粧品市場の悪化などを指摘し、投資判断を「買 い」から「中立」に引き下げた。

ディスコ(6146):2%高の3090円。人件費の圧縮などが奏功 し、09年3月期の連結最終損益は2億2800万円の黒字転換したもよ う。従来予想は6億円の赤字だった。業績に対する悲観論が後退した。

ジャックス(8584):5.1%高の206円。取扱高は計画を下回っ たが物件費など変動費が削減、09年3月期の連結営業利益は従来予想 比24%増の52億円になったもよう。収益性の好転が評価された。

森永製菓(2201):2.6%安の188円。原材料価格の高騰を受け ビスケットやチョコレート製品の値上げに踏み切ったが、同製品群の 販売が苦戦、09年3月期の連結営業利益は従来予想比19%減の33億 5000万円になったもよう、と前日発表したことを受けた。

しまむら(8227):5.3%高の6590円。テレビ番組に取り上げら れ、若年層や都市部の消費者の間で知名度が向上しているという。ク レディ・スイス証券は21日、投資判断を「中立」から「アウトパフ ォーム」に引き上げた。

日本ユニシス(8056):4.1%安の661円。大和総研は21日、 投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下 げた。

武田薬品工業(4502):2.3%安の3400円。糖尿病治療薬TAK-379の開発中止を決定したと発表。米欧で臨床第2相(フェーズ2) 試験、国内でフェーズ1を実施していたが、臨床試験を継続するため の評価基準を満たさないことが明らかになったため。

日野自動車(7205):4.8%安の258円。09年3月期の連結純損 益は618億円の赤字になったもようと前日に発表。従来予想(330億 円の赤字)から赤字幅が拡大する。トラック、バスの世界的な販売低 迷に加え、繰延税金資産を一部取り崩したことなどが響いた。

ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(4296):3.9%安の3450 円。証券取引等監視委員会は21日、ゼンテックに関わる有価証券報 告書等の虚偽記載について検査した結果、法令違反の事実が認められ たため、金融庁に対し課徴金納付命令を勧告したと発表した。

第一稀元素化学工業(4082):100円(14%)高の800円ストッ プ高買い気配のまま終了。10年3月期の営業損益は1億5000万円の 黒字に転換する見込み。人件費の削減などで収益力が高まっている上、 在庫圧縮で財務体質も改善、今後の収益積み上げが期待された。

イビデン(4062):5.6%高の2905円。一時6.2%高の2920円 まで上げ、08年9月以来の高値を回復。ディーゼル車などに搭載して 排ガスを抑制するディーゼル・パティキュレート・フィルター(DP F)の生産拠点について、海外に移管することなどが評価された。JP モルガン証券は21日、投資判断を「アンダーウエート」から「中 立」に引き上げた。

エス・エム・エス(2175):6.1%高の53万6000円。9.3%高 の55万2000円と、約2カ月ぶりに上場来高値を更新。日本国内の景 況感が落ち込む中でも介護事業者、医療機関の採用需要はおう盛で、 同社サービスに対する需要が強い。今後も高成長を継続できるとの見 方から買いが入った。

JR東海(9022):3.4%安の54万円。3月の東海道新幹線の乗 客数が前年同月比6%減と発表した。5カ月連続のマイナス。08年度 累計では前期比1%減と、6年ぶりのマイナスだった。

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