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東京外為:円弱含みか、米金融不安緩和で外貨向け積極投資に期待感

東京外国為替市場では円が弱含み に推移しそうだ。米国のガイトナー財務長官が米金融機関の「大部分 は」必要以上の資金を保有しているとの見解を示したことを背景に金 融不安が緩和していることから、国内投資家からの高金利の外貨向け 投資が見込まれそうだ。

ドル・円相場は前日の海外市場で1ドル=98円92銭と、円が日中 の高値97円74銭から押し戻され、この日の東京市場も98円台後半で弱 含みに推移している。

前日の東京市場で一時1ユーロ=126円9銭と、3月16日以来の 円高値を付けていたユーロ・円相場は、海外市場で128円9銭まで大 きく円が軟化。127円台後半でこの日の東京時間早朝の取引を迎えて いる。

リスク許容度回復

前日の米国市場では、ガイトナー長官が議会の問題資産購入計画 (TARP)監視委員会で行った証言の内容を受けて、ダウ工業株30 種平均が反発。株価の予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取 引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX指数)は低下した。

株価の上昇に伴い投資家のリスク許容度改善が期待され、低金利 の円から、高金利通貨などに資金を振り向ける動きが進んだ。

また、この日の東京時間には3月の貿易統計が発表されるが、赤 字が見込まれていることから、需給面でも円買い圧力につながる材料 は見込みにくい。

半面、国際通貨基金(IMF)が21日に、不良化したローンや証 券化商品に関連した世界の損失額が来年末までに4兆1000億ドル(約 403兆円)に達する可能性があるとの見通しを示しており、一段の外 貨投資には慎重な姿勢が強まる公算も残る。

独指標改善でユーロ底堅い

一方、前日の海外市場では、ドイツの欧州経済研究センター(Z EW)が発表した4月の景況感指数(期待指数)がプラスを回復し、 2007年6月以来の高水準となったことで、ユーロが買い戻された。

前日のユーロ・ドル相場は東京市場で1ユーロ=1.2898ドルまで ユーロが下落する場面もみられたが、海外市場では1.2994ドルまで反 発。この日は1.29ドル台前半で取引されている。

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