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様変わりしたM&A-米オラクルなど週明け発表相次ぐも本格回復まだ

週明け発表のM&A(合併・買収) が様変わりした。

20日の月曜日に明らかになったM&Aは計248億ドルで、米ソ フトウエアメーカーのオラクルによる米サン・マイクロシステムズ買 収と、米清涼飲料大手ペプシコによる2大ボトリング(瓶づめ)会社 の完全子会社化計画、英医薬品メーカーのグラクソ・スミスクライン による米同業買収が主導。その規模は週明けとしては年初来で3番目 に大きかったが、ブルームバーグがまとめたデータによれば、M&A 最盛期の2007年であれば、トップ20位入りはなかっただろう。

今年のM&Aのけん引役は製薬メーカーと資金が潤沢な企業で、 買収対象はリセッション(景気後退)を受けて体力が弱った売り手と なっている。信用危機で買収に向けた借り入れは困難となり、レバレ ッジド・バイアウト(LBO、買収先の資産を担保に資金調達する買 収)のファンドや不動産会社による案件は減った。年初来の買収は 4930億ドル規模で、前年同期を27%下回る(ブルームバーグ調べ)。

法律事務所スカッデン・アープス・スレート・ミーガー&フロム の欧州M&A担当、スコット・シンプソン氏(ロンドン在勤)は「統 合の動きは引き続き非常に重要で、M&Aへの回帰は起こるだろう。 ただ、信用危機前の水準には戻らない」と述べた。

米調査会社フリーマンによれば、M&Aの減少で今年1-3月期 に金融機関が獲得した関連手数料は10年余りぶりの低さとなった。 年初来でM&A助言トップは米モルガン・スタンレーとJPモルガン で、両行合わせて約4010億ドル規模の案件に携わった。年初来で最 も大規模なM&Aは製薬最大手の米ファイザーによる同業ワイス買 収で総額約642億ドルとなっている。

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