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KOA株が反落、前期赤字幅が拡大-産業機器向けの低迷長期化懸念

各種抵抗器や電子部品を手掛けるK OAの株価が反落。民間設備投資の抑制による産業機器需要の低迷や、 工場の生産ライン停止に伴う生産調整などで、前期(2009年3月期) は連結営業赤字に転落した。赤字幅が当初計画を上回り、収益回復に時 間がかかるとみられた。午前終値は前日比3.2%安の552円。

同社は21日の午前10時半、前期連結決算を発表した。本業のも うけを示す営業損益は前の期の38億円の黒字から16億円の赤字にな った。これまでは14億円の赤字を見込んでいた。

売上高は前の期比23%減の409億円(従来計画417億円)。用途 別売上高をみると、主力の自動車、PC、通信、家電がいずれも2けた の減収。このほかでは「特に、日本で産業機器向けの需要が大きく落ち 込んだ。工場の稼働率を低下させたことで、粗利も悪化した」(同社・ 広報担当の桑島吉平氏)という。

今期(10年3月期)の業績予想については、第1四半期(09年4 -6月)のみを開示し、通期予想は出さなかった。第1四半期の連結営 業損益は9億円の赤字を見込む。売上高の低迷が続く見通しで、「一気 に業績が回復するのは難しい」(桑島氏)とみている。

ブルームバーグ・データによると、同社をカバーするアナリスト の連結営業損益予想は10年3月期が48億円の赤字、11年3月期が42 億円の赤字となっている。

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