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三機工株が昨年11月来高値、好採算の小型空調工事伸び利益上振れ

設備工事大手の三機工業の株価 が一時13%高の718円と急反発、昨年11月5日以来の高値水準を回 復した。電機や自動車工場向けに空調工事など採算性の良い小型工事 が積み上がり、2009年3月期の利益予想は大幅に上振れたもよう。修 正された数字は市場予想を上回り、厳しい受注環境の中、業績に対す る悲観論が後退した。

午前終値は7.9%高の683円で、東証1部市場の値上がり率ラン キングで9位。出来高は27万4000株と、4月月初から昨日までの1 日当たり平均18万6300株を上回る。

同社は20日の取引終了後、09年3月期の連結営業利益は従来予 想比56%増の70億円になったもよう、と発表した。ブルームバー ク・データにあるアナリスト3人の平均予想値55億円を上回った。 大型の不採算工事の受注で業績不振に陥っていた反省から、保守・改 造など採算性の良い小型工事に注力した。

IR担当の新間衞氏によると、「09年3月期の受注環境は昨年 12月から大きく落ち込んだが、3月は思ったほど厳しくなかった」と いう。

野村証券金融経済研究所の小松善明アナリストは、同社の業績に ついて「短工期の工事に注力してきた効果が順調に表れている点は評 価したい」(20日付の投資家向けメモ)と指摘。ただ、10年3月期 については、「利益水準がわれわれの予想よりも早く通常ペースに戻 ることで、増益に向けたハードルが高くなることに留意する必要があ ろう」との見方を示していた。

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