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日本株:金融や輸出、市況関連中心に反落、米銀の信用損失に警戒感

朝方の東京株式相場は反落し、 日経平均株価の下げ幅は一時250円を超えた。米銀バンク・オブ・ア メリカ(BOA)の信用損失拡大が景気に悪影響を与えるとの警戒感 が広がり、金融や輸出関連、商社など市況関連株中心に幅広く売りが 先行。一部アナリストの格下げも加わったソニーやオリックスは急落。

日興コーディアル証券の西尾浩一郎マーケットアナリストは、 「米金融機関の業績先行きに不安感が出ている。今週は業績に焦点が 当たることから、息を抜けない展開が続きそう」との見方を示した。 ただ、景気対策や国内の減産緩和に対する期待感は下支え要因であり、 「下値を売り込みにくい状況は変わらない」という。

午前9時19分時点の日経平均株価は前日比223円46銭 (2.5%)安の8071円29銭、TOPIXは20.96ポイント (2.5%)安の827.34。東証1部の売買高は概算で2億5500万株。

BOAの貸倒引当金が増加

BOAが20日発表した2009年1-3月(第1四半期)決算は、 利益が前年同期に比べ3倍以上となった。ただ、貸倒引当金は昨年12 月末に比べ57%増え134億ドルとなり、回収不能債権の償却は前年同 期に比べ2倍強の69億4000万ドルに増加。クレジットカード関連の 引当金は82億ドルと、前年同期比91%増えた。

オリックス売り気配、黒田電は大幅高

東証1部の値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は1411。個別 に材料が出ている銘柄では、「資金調達懸念の後退は株価に織り込ま れた」として、野村証券金融経済研究所が格下げしたオリックスが急 反落。2009年3月期の連結純損失が従来予想より拡大したもようの三 菱ケミカルホールディングス、「当面の期待要素は株価に織り込まれ た」として、日興シティグループ証券が格下げしたソニーも急落。

半面、薄膜系太陽電池の電極付け装置の製造工場を新設する黒田 電気が大幅高。固定費の相対的な低さを評価し、クレディ・スイス証 券が投資判断を2段階引き上げたエフ・シー・シーと日信工業も堅調。

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