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世界の株価上昇ペース鈍化へ、収益悪化で-ステート・ストリート

機関投資家向け資産運用最大手の 米ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、長期化す るリセッション(景気後退)の影響で企業収益が抑えられるなかで、 世界の株式相場上昇ペースは鈍化する公算が大きいとの見方を示した。

S&P500株価指数は3月9日に12年ぶりの安値を付けてから 約29%上昇。週間ベースでは、6週連続の値上がりとなっている。主 に金融株が高く、米政府が金融機関から最大1兆ドル(約98兆8000 億円)規模の不良資産を買い取る計画を発表したことなどが寄与した。 MSCIアジア太平洋指数はここ2年余りで最長の上昇局面となって いる。

ステート・ストリートの世界投資ストラテジスト、ジョージ・ホ ゲット氏は「期待外れな企業収益を受けて、株式相場が反落する公算 が大きい」と指摘。「現在は深刻なショック期を通過しているところ で、世界経済が成長軌道に戻るまでにあと数四半期かかるだろう」と 予想した。

S&P500株価指数の構成企業は昨年10-12月(第4四半期) まで6四半期連続で減益決算となり、今年7-9月(第3四半期) まで利益減少が続くと予想されている。3月の米失業率は8.5%と、 25年ぶり高水準に達した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト 59人の予想中央値では、今年10-12月(第4四半期)には9.5%へ の上昇が見込まれている。

ホゲット氏は18日、上海でのインタビューで、新興市場株の投 資判断を「オーバーウエート」としたことを明らかにした。また、 新興国の金融機関が直面している不透明感や資産評価損の可能性は 先進国と比べて、程度が軽いと指摘した。

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