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日本株は下落、信用リスク警戒で金融や不動産が安い-プロミス急落

午前の東京株式相場は下落して いる。米銀行に対する根強い信用リスク懸念や企業業績が警戒され、 銀行や不動産、その他金融中心に売りが先行。2009年3月期の連結純 損益が一転して赤字になったもようのプロミスは急落した。

コスモ証券営業サポート部の清水三津雄副部長は、「テクニカル 的な過熱感があり、業績が懸念される銘柄中心に利益確定売りが優勢。 金融システム危機は再度ぶり返す可能性もある」と見ている。

午前10時25分時点の日経平均株価は前週末比62円80銭 (0.7%)安の8844円78銭、TOPIXは4.17ポイント(0.5%) 安の841.40。東証1部の売買高は概算で7億7978万株。

米先物が軟調、小型株は高い

サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長は19日、米政府から 既に公的資金を受け取った米金融機関が追加資金を必要とする場合、 まず民間市場の資金を当てにすべきとの見解を示した。ストレステス ト(健全性審査)の結果、資本増強の必要がある金融機関は追加資金 を自動的に得られない場合もあり得ることを示唆した格好だ。

24時間取引のシカゴ先物取引システム(GLOBEX)の米S& P500種指数先物は日本時間午前、基準価格比0.7%安で推移。海外 信用リスクに対する警戒が、日本株の上値を抑える一因となっている。 米シティグループが発表した2009年1-3月決算は16億ドルの黒字 となったものの、「米銀行決算は時価基準があいまい」(立花証券の 平野憲一執行役員)として材料視されていない。

もっとも、東証1部では値上がり銘柄数が845、値下がり銘柄数 は667で、値上がり銘柄の方が多い。時価総額が相対的に小さい銘柄 で構成するTOPIXスモール指数などは高く、「あまりにも売り過 ぎた反動高は続いている」(立花証の平野氏)。

東芝が大幅安、鉄鋼やネット関連高い

個別では、6月にも5000億円の増資を実施すると18日付の日本 経済新聞朝刊が報じた東芝が、1株利益の希薄化懸念で大幅安。株価 の割安感が薄れたとして、日興シティグループ証券が格下げした角川 グループホールディングス、メリルリンチ日本証券が格下げしたKD DIも急落。

半面、高炉大手と自動車最大手との10年3月期の価格交渉が予 想以上に小幅な値下げになるとして、アナリストの格上げが相次いだ 鉄鋼株は高い。このほか、日興シ証が格上げしたカカクコム、ぐるな びが大幅高。積極出店効果で、10年2月期の連結営業利益は前期比 22%増の70億円を見込むプレナス、米ゼネラルモーターズ(GM) 向け債権のリスク回避に米政府の支援制度を活用する検討に入った、 と19日付の日本経済新聞朝刊が報じたデンソーも高い。

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