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新日鉄など鉄鋼株が高い、価格交渉力を評価-野村証は強気判断に上げ

新日本製鉄など大手鉄鋼株が軒並 み上昇。今期(2010年3月期)の自動車用の鋼材価格の値下げ幅が予 想よりも小幅にとどまるとの観測が広がっており、利益拡大期待が続い ている。野村証券金融経済研究所は20日、鉄鋼セクターの投資判断を 「中立」から「強気」に引き上げた。

午前9時52分現在の株価動向は新日鉄が前週末比7円(2%)高 の353円、住友金属工業は同12円(5%)高の254円、神戸製鋼所は 同11円(6.3%)高の186円。JFEホールディングスは同75円 (2.5%)高の3060円。東証1部鉄鋼指数は一時3.2%高の700.36ま で上げ、昨年10月上旬以来の高値。値上がり率は33業種中1位。

野村金融研のリポートによると、今期の国内のひも付き価格につい て、高炉大手と自動車最大手がおおむね合意に達し、予想以上に小幅な 値下げになることが明らかになった。

野村金融研の松本裕司アナリストは、リポートで「技術的な差別化、 不毛な競争を排除した寡占化、財務体質強化など自助努力による高級鋼 の業界の強さは、予想以上に進展している」と指摘。高炉各社の強い交 渉力を再評価すべきで、循環的にも各社の業績が09年4-6月期を底 に回復に向かうため「まさに投資タイミングが到来したといえよう」と している。

野村金融研では、新日鉄、住金、神戸鋼、JFEHDの投資判断を いずれも「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。また、新日 鉄については、クレディ・スイス証券が17日、「中立」から「アウト パフォーム」に、日興シティグループ証券が20日、「中立」から「買 い」に引き上げる動きもあった。

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