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東京外為:円弱含み、短観の大幅悪化見通しで売り圧力かかりやすい

朝方の東京外国為替市場では円が 弱含み。前日の米株反発を背景に投資家のリスク回避姿勢緩和が期待 されるほか、朝方に日本銀行が発表する企業短期経済観測調査(短 観)の大幅悪化が見込まれていることから、円に売り圧力がかかりや すくなっている。

ソシエテ・ジェネラル銀行の斉藤裕司外国為替本部長は、米株が 思ったより堅調だったため、リスク許容度が増すということで円が売 られやすいと指摘。さらに、米国で自動車業界の再編が進むなど不安 定要素が一つ一つ解消される一方で、短観が大幅に悪化する見通しに あることから、「日本の不安要因が目立つ格好になる」とみている。

海外市場のドル・円相場は米株上昇や年度末に伴う円売り需要も 観測され、一時1ドル=99円36銭と、3月5日以来の水準までドル 高・円安が進行。この日の東京市場では99円ちょうどを挟んで推移し ている。

ユーロ・円相場も海外市場で一時1ユーロ=131円88銭と、2営 業日ぶりの円安値を付け、この日は131円ちょうど近辺で取引されて いる。

また、海外では低金利の調達通貨とされているドルも売られ、ユ ーロ・ドル相場は一時1ユーロ=1.3342ドルと、2営業日ぶりの水準 までドルが下落。1.32ドル台前半でこの日の取引を迎えている。

短観悪化で円買い支援乏しい

この日の東京時間午前8時50分には日銀が全国約1万社の企業を 対象とした四半期に1度の短観を発表する。ブルームバーグ・ニュー スがまとめた市場予想によると、大企業・製造業の業況判断指数(D I)はマイナス55と、昨年12月の前回調査時のマイナス24から31ポイ ントの悪化が見込まれている。

市場の予想通りとなれば、悪化幅は過去最大となる見通しで、企 業景況感の急速な冷え込みを背景に円を買い進める材料に乏しい状況 となりそうだ。

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