IMF筆頭副専務理事:G20、景気刺激策で2000万人の雇用守れる

国際通貨基金(IMF)のリプスキ ー筆頭副専務理事は31日、20カ国・地域(G20)に参加する各国政府 が今年と来年に国内総生産(GDP)の2%に相当する景気刺激策を実 施することで、2000万人分の雇用を守ることが可能だとの見解を示した。

リプスキー筆頭副専務理事はローマで開かれた社会問題に関する 主要8カ国(G8)会合で講演し、「全般的に見て、各国は2009年につ いてはこの勧告に適切で断固たる対応を取っているが、来年には追加策 が必要になる公算が大きくなるだろう」と述べた。

世界銀行と経済協力開発機構(OECD)はこの日、新興国と主要 国の経済見通しを下方修正し、失業者の急増が世界経済に新たな打撃を 与えかねないと警告した。

リプスキー筆頭副専務理事によると、雇用市場への影響に関するI MFの予測には、景気刺激策による経済成長率の2ポイントの押し上げ が想定されているという。IMFは09年の財政出動による経済成長への 効果の3分の1は「国際的な波及効果」が占めると予測している。

G20首脳会合(金融サミット)は4月2日にロンドンで開催され、 共通の危機対策の取りまとめを目指す。米国は欧州諸国に一層の財政出 動を呼び掛けているが、財政赤字の抑制を目指す一部の国からの反発に 直面している。

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