欧州債:上昇、インフレ率が統計上最低を記録-独2年債は3期連続高

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇。ドイツの失業率が約1年ぶり高水準となったほか、ユーロ圏 のインフレ率が3月に統計開始以来で最低の水準に落ち込んだことが 材料視された。独2年債相場は四半期ベースで3期連続のプラスとな った。

1-3月期に独2年債利回りは0.5ポイント低下した。昨年4- 6月期以来のマイナスに向かっていた独10年債相場は下げ幅を縮小 した。ドイツ銀行のヒューゴ・バンチガー最高リスク責任者(CR O)は30日、世界的な信用危機が「終結には程遠い」状況であると の認識を示した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、ペーター・ミューラー氏 (フランクフルト在勤)は「インフレは主に短期債に影響を及ぼした。 インフレ率が低下すれば、欧州中央銀行(ECB)の利下げ余地がよ り拡大する」と語った。

ロンドン時間午後4時半現在、独2年債利回りは前日比3ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.23%となった。昨年末 時点は1.76%だった。同国債(表面利率1.25%、2011年3月償還) 価格は前日比0.06ポイント上げ100.04。独10年債利回りは2.99% と、前日を3bp下回った。四半期ベースでは4bp上げた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)によれば、3月のユ ーロ圏消費者物価指数は前年同月比0.6%上昇と、2月の1.2%上昇 から伸びが鈍化。エコノミストを対象にした調査の中央値では0.7% 上昇と見込まれていた。

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