3月のユーロ圏消費者物価:0.6%上昇-96年来で最低の伸び(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロ スタット)が31日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数(速報 値)は前年同月比0.6%上昇となった。域内全体での一段の景気悪化 を反映し、インフレ率は統計開始の1996年以来の最低水準を記録。 デフレ圧力が高まりつつあるとの懸念が強まった。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト35人を対象にまとめ た調査の中央値では、前年同月比0.7%上昇と予想されていた。2月 のインフレ率は1.2%だった。

ナテクシスのエコノミスト、シルバン・ブロイヤー氏(フランク フルト在勤)は「現時点でインフレの脅威がないことから、欧州中央 銀行(ECB)はデフレに注視する必要がある。インフレ率は恐らく 年央前後にゼロを下回る水準で底を打つだろう」と語った。

EUの行政執行機関である欧州委員会が30日発表した3月のイ ンフレ期待は5カ月連続で低下し、1990年の統計開始以来の最低を 記録した。

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