信用売り残が7年ぶりに買い残上回る、買い意欲減退示唆-27日時点

東京証券取引所が31日に発表し た前週末27日時点の信用取引残高の状況によると、2002年3月22日 以来、約7年ぶりに売り残が買い残を上回り、市場参加者の間における 買い意欲の減退ぶりを示唆する格好となった。

信用買い残(制度信用と一般信用の合計)は東京、大阪、名古屋3 市場の1・2部合計で、前の週に比べ990億円減少の8987億円。減少 は3週連続で、03年3月28日(8846億円)以来の9000億円割れ。 一方、信用売り残は923億円増加の9944億円と、3週連続で増えた。 前回売り残が買い残を上回っていた02年3月22日当時、売り残は1 兆2230億円、買い残は1兆1627億円だった。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリスト は、売り残と買い残の逆転現象について「売りが増えたというより、買 いが減っていることが要因」と分析。現在は、相場の先行きに対する不 透明感が強いことで信用取引を利用した短期的な成果が求めにくくなっ ているとし、「じっくりと現金で投資する個人が増えていることが背景 にある」との見方を示していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE