米金融機関の健全性審査を担うのは主にFRB-審査に整合性もたらす

米国の大手金融機関が必要とする 資本増強の規模を決定するストレステスト(健全性審査)は、米連邦 準備制度理事会(FRB)が中心的役割を担っている。事情に詳しい 複数の関係者が明らかにした。

異なる監督機関が別々に審査すれば、金融機関の一部に対する審 査が甘くなるとの懸念が生まれるが、FRBが一貫して担当すれば、 そうした心配は和らぐだろう。ガイトナー米財務長官は、4月末に終 了予定の審査の結果、一部の金融機関には「多額の」資本増強の必要 が出てくるだろうと指摘。弱い金融機関と強い金融機関を識別する方 法を投資家にもたらした。

ストレステストでは、対象の19金融機関の一部を監督する他の 3政府機関の検査官とともに、FRBの検査官が各金融機関に派遣さ れている。サンドラー・オニール・アンド・パートナーズのアナリス ト、ケビン・フィッツシモンズ氏は「これはシステミック・リスクの問 題であり、他の監督機関の人材も招き入れて、統一した基準を確立す るのは良いことだ」と指摘する。

審査対象の金融機関にはアメリカン・エクスプレスやGMACが 含まれるが、全19社が金融持ち株会社のため、包括的な役割をFR Bが担う結果となっている。

ガイトナー財務長官は2月10日にストレステストの実施を発表。 議会証言では、審査に当たって「一貫性」と「リアリズム(現実の追 究)」を強調した。米当局には審査結果の詳細を公表する考えはないが、 各金融機関がどの程度の資本増強を必要としているかが決まれば、事 実上、審査結果は明らかになる。

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