3月の中小企業景況判断指数は2カ月連続で上昇-商工中金

商工中金が31日発表した中小企業 月次景況観測によると、3月の景況判断指数は前月比で2カ月連続し て上昇した。商工中金は同指数がなお極めて低水準にあるとし、「悪化 度合いやや弱まるが、なお深刻な景況」との判断を示した。

発表によると、3月の景況判断指数は30.4と前月の25.0から5.4 ポイント上昇した。ただ、「好転」と「悪化」の分岐点である50を24 カ月連続で下回った。同指数は1月まで3カ月連続で過去最低を更新 した後、2月は6カ月ぶりに小幅上昇した。4月も31.4と上昇を見込 んでいる。

業種別にみると、製造業は26.8(前月19.0)と7カ月ぶりに上昇 に転じた。前月までは4カ月連続で過去最低を更新していた。一方、 非製造業は33.3(同29.9)と2カ月連続で上昇した。4月は製造業が

28.2、非製造業が33.9と、ともに上昇を見込んでいる。

景況判断指数は15業種すべてで上昇。化学36(前月21)、電気機 械32(同22)、鉄鋼18(同9)、輸送用機械25(同16)などの上昇が 目立った。

一方、2月の売上高は前年同月比17.0%減と5カ月連続で減少し、 減少率は2カ月連続で過去最大を更新した。先行きについては、3月 が同16.0%減、4月も同15.4%減といずれも減少を見込んでいる。

採算状況が「好転」と答えた企業の割合から「悪化」と答えた割 合を差し引いた3月の採算状況DIはマイナス26.7(前月マイナス

35.1)。資金繰りが「好転」と答えた企業の割合から「悪化」と答えた 割合を差し引いた3月の資金繰りDIはマイナス17.5(同マイナス

20.0)となり、いずれも1985年2月の調査開始以来の最低を更新した 1月に比べ悪化幅が縮小した。

調査は3月上旬に、商工中金の取引先1000社(製造業450社、非 製造業550社)を対象に実施した。回答率は100%。

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