日本株は伸び悩む、内外経済指標を警戒-TOPIX再びマイナス場面

午後の東京株式相場は伸び悩み。 TOPIXは午前の取引開始時以来、再びマイナスに転じた。今晩から 国内外で重要な経済指標の発表が予定され、上値を追う動きが手控えら れている。米国の金融、自動車業界の根強い先行き不透明感を背景に、 金融株の一角、不動産株に売りが優勢。通信や電気・ガスなども安い。

一方、外国為替相場の円安から輸送用機器や機械、精密機器など輸 出関連が高いほか、公共投資の前倒しなど国内の政策期待から一部建設 株は買われ、相場全般の下支え要因。午後のドル・円相場は、東京株式 市場の午前終値時点の1ドル=98円10銭台からさらに円安が進み、一 時98円40銭台まで円が軟化する場面があった。

SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストは、「午前の相場 では主力銘柄中心に買い支えられている感じがある」とし、年度末相場 特有の需給要因が働いているとの認識を示していた。

今晩には米国でスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケー ス・シラー住宅価格指数、1日には国内で日本銀行の短期経済観測調査 (短観)の発表などが予定されている。中西氏は、「内容が楽観できな いことから、相場の上げ幅が次第に縮小するだろう」と見る。

午後1時30分時点の日経平均株価は前日比6円88銭(0.08%) 安の8229円20銭、TOPIXは4.66ポイント(0.6%)安の

784.88。東証1部の売買高は概算で14億3377万株。

午後の東証1部の値上がり銘柄数は572、値下がり銘柄数は1006。 東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種が10、値下がり業種が 23。輸送用機器、機械、その他製品、建設が高い半面、保険や銀行、 情報・通信、電気・ガス、陸運、不動産などが安い。一方、昼休み中の 東証立会外では約361億円のバスケット取引が成立した。

きょうの米国株市場を占う24時間取引のGLOBEX(シカゴ先 物取引システム)の米S&P500種指数先物は、基準価格比0.7%高の 790ポイントと堅調に推移している。

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