アジア開銀:中国は景気対策を実施しても十分な雇用を創出できず

アジア開発銀行(ADB)は31 日発表した報告書で、中国は4兆元(約57兆円)に上る景気対策でも 十分な雇用は創出できず、失業が同国の「最も差し迫った問題」にな るとの見方を明らかにした。

報告書によると、ADBは「景気対策に盛り込まれた投資プロジ ェクトは雇用を創出するが、増大する余剰労働力を吸収できるほどで はない」と指摘。「インフラ整備は概して輸出型製造業に比べて、労働 集約的ではない」と付け加えた。

これに伴い、ADBは今年の中国の経済成長率見通しを7%とし、 これまでの9.5%から下方修正した。また、今年1-3月(第1四半 期)は「約6%」と、昨年10-12月(第4四半期)の6.8%から減速 すると予想。2008年の年間成長率は9%だった。

中国人民銀行の周小川総裁は先週、景気対策が実施に移されるな か、「経済指標が成長率の回復を示している」と発言していた。

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