プロパスト株がストップ安売り気配、監査法人が意見不表明-監理銘柄

マンションの開発・販売を手掛け るプロパストの株価が、制限値幅いっぱいのストップ安売り気配。 2009年5月期第3四半期の連結財務諸表について、監査法人から結論 不表明の報告書を受領したと発表した。これを受け、ジャスダック取引 所が同社株を31日から監理銘柄に指定したため、経営の先行き不安が 台頭した。

午前の取引終了時点の気配値は前日比400円(14%)安の2440 円。注文状況は売り株数7万740株、買い株数2727株となっており、 きょうは取引時間中に値が付きそうにない。06年12月の上場来の安値 はことし2月25日に付けた620円。

販売価格は当初予定の半額も

不動産市況の低迷の影響から、予定していた販売価格で売却が進ま ず、収益改善が見込みにくい状況が続いている。収支計画の見直しを行 った結果、44億9900万円の特別損失を計上することになり、09年5 月通期の連結最終損益を221億円の赤字(従来予想206億円の赤字) に下方修正した。

会社側によると、「リーマンショックから状況は様変わりした。資 産デフレが起きており、販売価格が当初予定の半分ということもある」 (IR担当の佐々木義孝氏)という。

資金不足から、金融機関に対する金利や法人税の未払いも発生して いる。第3四半期末時点の法人事業税や都民税の未払い額は34億 2700万円(納付額は56億7900万円)。金融機関への未払い額は公表 できないとしている。

「継続の企業の前提に関する重要な疑義が存在している」として、 明誠監査法人から「結論を表明しない」との報告書を30日に受領。こ れを受け、ジャスダック取引所は31日、同日から同社の株価を監理銘 柄に指定すると発表した。

政府は不動産融資に対して支援姿勢を示しているが、「不動産市況 の状況は変わっていない。金融機関からの資金繰りは依然厳しい」 (佐々木氏)という。

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