【個別銘柄】金融、自動車、日清紡、IHI、大陽日、村田、スクエニ

31日の東京株式相場の材料銘柄の 動きは以下の通り。

金融:みずほフィナンシャルグループ(8411)が一時、前日比

4.6%安の188円まで売られるなど軟調。30日の米国株市場は米自動 車業界などへの不安から大幅続落。S&P500種の金融株指数は9.4% 安の111.52ポイントと、下げをけん引した。ガイトナー米財務長官が 29日のニュース番組で、一部の銀行には「多額の支援」が必要になる だろうと述べたことが金融不安につながった。

自動車:トヨタ自動車(7203)が一時1.9%高の3200円、日産自 動車(7201)が同1.9%高の368円とそれぞれ小高い。オバマ米大統領 は30日の演説で、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とクラ イスラーに対し「国家に依存することなく」存続の道を探るよう指示。 追加支援に関する最終判断を1-2カ月先送りする意向を示した。政府 との事前合意に基づく破産法申請の可能性が高まったとみられたGM株 は25%急落。

日清紡(3105):急騰。ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ) に相当する100円高の928円で差し引き255万株超の買い気配。31日 付の日経新聞朝刊によると、同社は家庭の電源や自動車に使われる燃料 電池の触媒として、高価な白金に代わる炭素材料を初めて実用化し、 2010年春から量産する。性能は白金とほぼ同じでコストは約6分の1 になるという。

IHI(7013):一時12%高の121円まで買われ、1月9日以来、 の高水準に値を戻した。前回予想時に比べ為替相場が円安になったため、 09年3月期の連結最終損益が130億円の赤字にとどまる見通しとなっ た。従来予想は250億円の赤字、前期実績は251億円の黒字。ゴール ドマン・サックス証券はIHI株の目標株価を従来の130円から140 円に変更。

大陽日酸(4091):買い気配で始まり、売買成立後に一時5.3%高 の673円まで買われた。海外事業の拡充を目指し、米工業ガス販社 「バレー・ナショナル・ガス(VNG)」を買収することが明らかにな った。中長期でみれば、「欧米メジャーに比べてグローバル化で遅れを とっていた同社が、北米事業の強化に動いたことは評価できる」(野村 証の岡崎優アナリスト)との見方があった。

不二サッシ(5940):一時27%高の52円。同社は文化シヤッター (5930)と資本・業務提携することで30日基本合意した。文化シヤタ が30日、りそな銀行が保有する不二サッシの優先株式150万株を約 10億円で買い取り、4月1日に普通株式に転換する。これにより、文 化シヤタの不二サッシに対する出資比率は30.1%となる。文化シヤタ 株は一時1.6%高の382円。

新日本製鉄(5401):一時2.2%安の263円。UBS証券は、円 高で鋼材価格が材料費の値下がり以上に下落したことを受けて、10年 3月期以降の業績予想を減額修正した。投資判断「Neutral(中立)」 を確認する一方で、会社側の今期予想(ガイダンス)が厳しくなる可能 性もあるとして、「短期Sell(売り)」を新たに付与した。

村田製作所(6981):一時4.0%高の3910円と反発。27日に国会 で可決された09年度税制改正法案で、外国子会社配当益不参入制度が 導入されることが決まったことを受け、過年度に計上した繰延税金負債 の一部を取り崩す。これにより、09年3月期の連結純利益(米国会計 基準)は140億円となる見込み。従来予想はゼロだった。

西芝電機(6591):一時8.0%高の135円。大口産業用配電盤な どの納入が堅調だったほか、受注採算の改善などで利益率が向上、09 年3月期の連結純利益は7億6000万円に増える見込み。前回予想は前 期比5.2%減の6億6000万円だったが、修正後は同9.2%の増益に。

あさひ(3333):一時5.8%安の1710円。景気低迷の影響などで 10年2月期最終利益の増益率は7.4%に鈍化する見通しを30日に示し たため、先行きを強気にみていた向きから売りが出たようだ。前期の増 益率は96%だった。

松屋(8237):一時2.0%安の1482円を付けた。景気低迷で高級 衣料の販売が低迷したうえ、有価証券評価損も発生したため、09年2 月期の最終赤字が17億円に拡大したもようと発表した。年間配当は2 円50銭にする。前回予想は3円50銭だった。

ニコン(7731):1.2%高の1151円。31日付の日経新聞朝刊によ ると、同社の09年3月期の連結営業利益は前期比67%減の440億円 程度と、2月に発表した予想水準を確保する見込み。半導体製造用の露 光装置(ステッパー)の販売がさらに落ち込んだもようだが、デジタル カメラの販売が欧米を中心に想定以上に順調に推移して補ったという。

野村総合研究所(4307):一時2.2%安の1502円。31日付の日 経新聞朝刊によると、同社の10年3月期の連結営業利益は400億円前 後と、今期の会社予想(480億円)に比べ17%減る公算が大きい。主力 の証券会社向けシステム開発などの受注が引き続き苦戦するとみられ、 好調な保険会社向けで補えないという。

日本製紙グループ本社(3893):1.6%安の2420円を付けた。31 日付の日経新聞朝刊によると、同社の09年3月期連結営業利益は前期 比42%減の190億円前後になる見通し。従来予想は240億円だったが、 印刷用紙の販売が想定以上に冷え込み、採算が悪化。抄紙機の停止など で追加の特別損失が発生する見込みで、黒字を予想している最終損益は 赤字の可能性もあるという。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):一時4.8% 高の1888円を付けた。HSBC証は30日付で同社株の投資判断を 「アンダーウエート」から「中立」に1段階引き上げた。目標株価は 1800円。

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